探偵の仕事
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そう簡単に離婚できない?離婚を阻む4つの壁!

そう簡単に離婚できない?離婚を阻む4つの壁!

浮気調査などの結果が原因で離婚をしようとしても、実はそんなに単純に進められません。2人で培ってきた人生や生活を分けるというのは、想像以上に時間や労力がかかるものなのです。本当に離婚をするのではあれば、書類を提出するまでにいくつもの準備が必要であると肝に据えておきましょう。

結婚ほど簡単ではない?リアル離婚への道は遠い!

離婚を決意しても、結婚ほど簡単にはいかないケースが多々あります。ニッポンは世界的にみて、
“結婚が簡単に出来る国”
です。結婚を決めたカップルが二人とも成人であれば、役所に行って婚姻届を貰ってきて、必要事項を記入して判子を押し、それを役所に届け出ればOKです。

実際には双方の親族へ挨拶に行ったり、イベントとしての“結婚式”や披露宴をしたりと、諸々の手続きはあります。しかし“法的手続き”は、文字通り“籍を入れる”だけです。ところが離婚をする場合は、そう簡単にはいきません。
法的手続きに関しては、結婚と同じく役所に行って離婚届を貰ってきて、必要事項を記入して判子を押し、それを役所に提出するだけという、“籍を抜く”だけの話ですが、解決しなければならない問題が山積みなのが離婚なのです。

パートナーの浮気が発覚したことにブチ切れて、
「今すぐ離婚!」
と決意しても、パートナーと正式に離婚をして二人の関係を清算するまでには、越えなければならないハードルが数多くあります。

結婚生活の清算!離婚するために越えなければならないハードルとは?

離婚するためには、解決しなければならない問題が山積みになっていることが少なくありません。一般に
“離婚するには、結婚の数倍のパワーが必要”
と言われています。

具体的に必要なパワーは、結婚するときの“3倍”とか“100倍”とか諸説あるのですが、どちらにしても結婚する時と比べて、離婚するときは話が拗れやすく、持ち上がる諸問題を解決するために様々な苦労を強いられるわけです。離婚しようとした場合、持ち上がる問題は

  • 相手が同意しない
  • 財産分割問題
  • 子供の親権問題
  • 離婚後の生活問題

といったモノが考えられます。

離婚を阻む壁とは⁉ ①:パートナーの同意が得られない

パートナーが離婚に同意しなければ離婚は出来ません。なぜなら離婚届はパートナーにも署名捺印してもらう必要があるからです。結婚のときであれば、基本的にお互い一緒になりましょうという合意が前提なので、婚姻届に署名捺印する段階で話がつまづくことはあまりありません。

離婚には、双方の同意と署名捺印が必要です

それにくらべて離婚は、双方が別れることに同意して、離婚届にスラスラと署名捺印するケースはレアでしょう。多くの場合、離婚はパートナーのうち、どちらかが言い出して別れることを迫りますが、言われたパートナーが二つ返事で離婚に応じるとは限りません。むしろ離婚を諦めさせようと、パートナーを説得しようとするわけです。

離婚を切り出してもパートナーがそれに応じないのは、色々な理由がありますが、もっともタチが悪いのは、
“まだパートナーに未練がある場合”
でしょう。自分は別れる気満々であっても、パートナーに離婚をする気がないとしたら、まずパートナーに離婚を同意させなければなりません。

離婚の決意をした理由が浮気だとしても、
「ホントに愛しているのはお前だけ」
などと口にして、パートナーが離婚に同意しないのはよくある話です。

口で言う通りホントにパートナーが浮気をしても、まだ愛しているのかどうかは、相手の心の中の事ですから真相はわかりません。しかし
「別れたい!」
「別れたくない!」
という言い合いが高ぶって、最悪包丁などの凶器を振り回す刑事事件にまで発展してしまう危険性もあるわけです。

感情のぶつかりはなるべく避け、冷静に現実を見つめたいところです

離婚を持ちかける方は、もちろんパートナーに嫌気がさして、共同生活を終わらせたいと思っているわけですが、パートナーはそう思っていない事が少なくありません。“感情VS感情”でぶつかってしまうと、トンデモナイ事態を引き起こす危険がありますので、まずは冷静に相手を説得することを心掛けましょう。

離婚を阻む壁とは⁉ ②:財産分与は揉め事のはじまり!

結婚生活の間に手に入れた財産は、夫婦共有のモノですが、離婚するとなると揉め事の原因になります。パートナーの浮気が原因で離婚となれば、別れた後は別々に暮らすことになるのが普通です。自分が住んでいた場所から出て行くか、パートナーが去っていくか、あるいは二人とも別の場所に引っ越すか、パターンは様々ですが、その際生活している中で家庭内にある“財産”は基本的に二等分されます。

細かい私物はお互いのモノですので、その所有権を争うことは滅多にありませんが、エアコンや冷蔵庫、または大型TVなどの大型家電は自分かパートナーか、どちらが持っていくかで軽い論争が起きる可能性が出てきます。

大きな所有財産こそが、離婚の財産分与で揉める争点です

そしてもっと大きなモノ、自動車や住んでいる家がリースや賃貸ではなく、“購入済の財産”だった場合、その所有権を巡って争いが勃発する危険があるわけです。

自動車も不動産も可処分資産(売って現金に出来る資産)ですので、処分して売った金を分けるという方法が、一番揉めない解決法だと思われます。しかし円満離婚でない場合は、こうした二人の共同資産の分配で揉めることは十分に覚悟しておきましょう。

離婚を阻む壁とは⁉ ③:これが原因で裁判まで発展する?親権問題!

離婚するパートナーとの間に子供がいた場合、離婚争いが裁判にまで突入してしまうことは珍しくありません。“子はかすがい”と昔から言いまして、子供は離婚を思い留まらせる重要な存在です。しかしパートナーの浮気などで家庭そのものが崩壊してしまったら、もはや子供が居たとしても…というより子供の将来を考えて、仮面夫婦を演じるより離婚を決意してしまうケースは多々あります。

そこで持ち上がるのが、
“どちらが子供を引き取るのか?”
という親権問題です。

感情を断ち切れない親権争いは、子供の立場を大切に考えて決めたいところ

パートナー同士は顔も見たくないほど嫌っていても、子供はやっぱり可愛いと考えるのが親の考え方としてまともでしょう。だから可愛い子供はずっと手元で育てていきたいと考えるのが人情です。そうなると自分とパートナー、どちらが子供を引き取るかという親権争いが起きます。

資産分配は、結局金銭の問題ですから、争いが当事者同士で解決できなくても、調停レベルで収まるものです。けれど子供の親権争いはそう簡単に決着はつきません。コレが原因で離婚闘争の最終レベルである“裁判”にまでもつれ込んでしまうケースは結構あります。この親権問題、実は一番迷惑するのが子供です。

離婚を決意した場合、たとえ子供が小さくて、まだ自分の意思を上手く表現できない歳であっても、子供にちゃんと納得してもらえる結論を出さないと、後で大きな禍根になります。考えただけでも頭の痛くなる問題ですが、子供の将来を第一に考えましょう。

離婚を阻む壁とは⁉ ④:リアルでハードな問題?離婚後の生活費は?

離婚後の生計をどう立てるかという問題を無視して離婚はできません。パートナーの浮気にブチ切れて、感情の赴くままに離婚を決意してしまう人は珍しくはありませんが、パートナーと別れた後、どうやって生活していくかはとても重要な問題です。特に専業主婦をしている方は、離婚した瞬間から無収入になってしまいます。

住まいや仕事は…? 家を出る前から準備していきたい生活事情

自分が家を出て行く場合は、住む場所を探すところから始めなければなりませんし、引越しもタダではできません。まぁ、実家に転がり込むという選択が出来る人もいますが、転がり込まれた実家はいい迷惑ですので、配慮した上で行動しましょう。
最近は生活費を100%パートナーに依存している専業主婦というのも減ってきて、普通に仕事を持っていたり、パートやバイトをしてある程度の収入があるケースも少なくありません。

ただ自分も収入があるからといって、離婚したらパートナーの収入がなくなるわけですから、今までと同じ水準の生活は出来ないわけでしょう。人間、なかなか今まで続けてきた生活水準を下げるのは難しいモノで、安直に考えているととてつもない苦労を強いられるかもしれません。

慰謝料を完全にアテに…は、危険!

また当面の生活費はパートナーから慰謝料を踏んだくって、それをアテにしようと考えるのも危険です。なぜならパートナーがこちらの言い値で慰謝料を払う保証はなく、それが元で裁判にまでなってしまったら、弁護士費用をはじめ見えない出費が嵩み、慰謝料をもらう前にパンクしてしまう可能性もあります。
日々の生活費用は、実もフタもないリアルな問題です。離婚を決意したら、まずは冷静に“独りで生きていく方法”を考えてみましょう。

まとめ~勢いで離婚は出来ない?リアルな問題が持ち上がる!~

勢いで結婚は出来ますが、勢いで離婚はなかなか出来ません。結婚する場合はパートナー同士が盛り上がって、ふたりで結婚という目標に向かって進んでいきます。それに対して離婚は今までふたりで歩んできた人生と決別して、別々の道を進むモノです。自分が離婚を望んでも、パートナーが別れることを望まないという基本的な問題から、財産分与に子供の親権など、二人で暮らしてきた時間が長ければ長いほど、離婚を阻むいくつものハードルが現れます。

これらの諸問題をクリアするのに、パートナーが協力してくれるという保証もなく、もしろパートナーの存在そのものが“問題”だったりすることもあるわけで、結婚に比べて離婚をするのは精神的に数倍のエネルギーが必要です。離婚は一時の気分だけで決めるモノではありません。パートナーの浮気が発覚して、怒りが収まらないことはあるとは思いますが、自分も含め家族の人生を左右する決断ですので、怒りつつも冷静に判断しましょう。

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