探偵の仕事
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探偵が提出する浮気の調査報告書とは

探偵が提出する浮気の調査報告書とは

探偵に依頼した調査の最たるものが調査報告書になります。これを手にして初めて調査は一件落着となるのですが、どういった内容がどのように記載してあるでしょう。

探偵の仕事はここまで!浮気の証拠とは?

探偵の浮気調査は、依頼人に報告書を提出することで終了です。調査対象者(ターゲット)が依頼人の疑惑通りに浮気をしていれば、探偵は動かぬ証拠を掴んでくれるでしょう。あるいは依頼人が抱いた疑惑は単なる杞憂で、実はターゲットは浮気などしていなかった場合も、浮気の事実は発見できなかったという報告書が探偵から手渡されます。

報告書を依頼者に渡したら、調査業務は終了です

どちらにしても“探偵の仕事”はここまでです。探偵の掴んだ浮気の証拠をどう使うかは、依頼人次第です。浮気の証拠をパートナーに突きつけて土下座させるのも、離婚を申し出て裁判で慰謝料を請求するのも決めるのは依頼人ですが、それらは基本的に探偵の協力範疇外の内容になります。

パートナーを土下座させるのは“家庭の問題”になりますし、裁判絡みの離婚騒動となれば、それは“弁護士の仕事”となるわけです。もちろん探偵は山ほど浮気調査をしてきた実績がありますので、浮気が発覚した後の対処法に関して相談すれば、適切なアドバイスをしてくれます。弁護士の紹介をしてくれる探偵も少なくはありません。しかし探偵の仕事は契約期間内に調査を行い、浮気の有無やその証拠を報告書で依頼人に知らせるまでということを知っておきましょう。

探偵が提出する報告書の見方

探偵が提出する調査報告書は、

  • 文章
  • 写真
  • DVDや音声データ

といったモノからなっています。

まともな探偵であれば、依頼した調査に関して、ちゃんとした報告書を作って依頼人に提出するのが当然です。今どき、調査期間が終わった後、依頼人に対して、
「奥さん(または旦那さん)は、浮気してましたよ」
などと、口頭だけで報告を済ませる探偵など存在しません。

口頭だけの情報など、調査後の離婚裁判にもつれ込んだ場合、何の役にも立ちませんし、探偵が調査をした上での報告かもわからないわけです。ですから、どんな調査であっても、体裁を整えた報告書を提出しない探偵は論外といえます。
ただ調査報告書というのは、“調査が終わった後で出すモノ”です。

つまり実際に探偵と契約を結び調査を行なった後で、初めて依頼人は探偵からの調査報告書を目にすることになります。万が一、その探偵が物凄くいい加減で、とても裁判資料になりそうもない調査報告書しか作れない業者だったら目も当てられません。

調査報告書のサンプルには事前に目を通しておきましょう

そうした不安がある方も多いと思いますが、浮気調査に関して実績がある探偵業者の多くは、
“自社のHPに調査報告書のサンプル”
を掲載しています。

あくまで“サンプル”であり、過去にあった実際の浮気調査報告書を掲載しているわけではありません(リアル調査の結果を載せたら守秘義務違反)。しかし探偵が実際に提出する調査報告書の書式や、調査の仕方などを推し量る上で参考になります。探偵を選ぶ時、そんな調査報告書のサンプルがあり、その内容がわかり易い業者を探しましょう。

調査報告書のチェックポイントは5W1H!

探偵の作る調査報告書は、事実が客観的かつ克明に記載されているかをチェックする必要があります。昔の調査報告書といえば、手書きやタイプ打ちでした。しかし今どきの報告書は、ほぼ100%PCによるワープロで製作されています。その違いはターゲットの行動を撮影した写真が、貼付けや添付ではなく一緒に印刷されている点です。だからといって見やすいかどうかは人によりけりでしょうが、写真が貼り付けてある書類よりは取扱いやすいでしょう。

調査報告書はターゲットの浮気を証明する重要な証拠になります。探偵から受け取ったら、すぐにしっかりと読み込んでチェックしなければなりません。チェックの基準は
“5W1Hが明確か?”
という点です。

“5W1H”というのは、文章を構成するときの基本です。新聞記者がニュース記事を書くとき、常に意識しているモノで、

  • いつ(When)
  • どこで(Where)
  • 誰が(Who)
  • 何を(What)
  • なぜ(Why)
  • どのように(How)

という文章に含まれる6つの要素のことです。

クオリティの高い調査報告書は、記載が細やか

契約前に調査会社を選ぶ段階で、業者のHPに掲載されている調査報告書のサンプルを見ていれば、大体の形はイメージできているでしょう。しかし浮気の調査報告書は、ターゲットの行動が時系列に沿って記載されています。
事前の打合せで調査を開始する日に、ターゲットが家や会社を出る場面が最初になることが多いでしょう。まずここで、“いつ(When)”がしっかり明記されているかをチェックします。

その後も探偵はターゲットを尾行しますので、ターゲットが“どこ(Where)”を通って、“誰(Who)”に逢ったかが報告書に記載されているはずです。この場合ターゲットに会った人物が浮気相手だとして、人物像や正体が不明であることは珍しくありません。次にターゲットと浮気相手(推定)が、二人で“何(What)”をしたかが、写真とともに記録されています。

浮気調査の場合、探偵はあくまで隠密調査です。したがって5W1Hの中の“なぜ(Why)”というモノは、ターゲットに行動理由を直接聞くわけにもいきませんので、明確になっていないこともあります。
そしてその後二人が“どのように(How)”行動したかも調査報告書にはしっかり書かれているはずです。

出来のよい調査報告書は、まるでターゲットと同行したかのように、どこに行って何をしたかが記載されています。特にこの調査報告書を離婚裁判の証拠に利用したい場合、ホテルに滞在した“時間”が結構重要になってくるので、しっかりチェックしなければなりません。

調査料金は調査報告書のためと言っても過言ではない

調査報告書をチェックした結果、その内容が気に入らなければ、探偵に対して書き直しを要求しましょう。決して安くはない調査費を支払ったのは、この調査報告書を得るためと言っても過言ではありません。写真が不鮮明だとか、文章内の報告内容に足りない部分を見つけたとしたら、納得の出来る水準に修正してもらうべきです。ただし、事実と違う“捏造”を要求してはいけません。

写真は鮮明か?プロとの差が出る証拠写真!

浮気調査の証拠写真は、ターゲットと相手が鮮明に写っていなければなりません。浮気が原因で離婚や損害賠償など、揉め事が裁判に発展してしまった場合、法廷でモノをいうのは“不貞の決定的な証拠”です。ターゲットが浮気相手とホテルに入っていく場面と、出てくる場面がバッチリと写真に取れているのであれば、それほど強力な証拠はありません。

だからパートナーの浮気を証明する証拠として、写真は鮮明さが要求されます。オカルト写真で幽霊やUMAを撮った写真というのは、画面がブレていたり、本命の霊やUMAがピンボケして何が写っているのか、よく見ても判別できないような写真の方がかえって信憑性が高まったりします。それは撮影者本人も驚いているといった心情を表しており、なまじピンがしっかりと合った鮮明なオカルト写真は、“やらせ”や撮影後の画像修整を疑われてしまうわけです。

ターゲットを正面から撮った証拠写真が理想的

しかしリアルな真実を争う法廷では全く逆で、写っている者がターゲットなのかどうかわからない写真は、証拠として信用されません。つまり証拠写真に望まれることは、誰が見ても写っているのはターゲットとわかるモノだということです。
特に信頼性が高いのは、
“ターゲットを正面から撮った写真”
になります。

写真の良し悪しは探偵の良し悪しに繋がる?

ターゲットに気づかれず、ホテルや浮気相手の家に出入りする姿を、正面から写真に収めるというのは、高度なテクニックが必要です。しかも誰が見てもターゲット本人だとわかる様な鮮明な画像でなくてはなりません。そんな決定的な証拠写真を素人が撮るのは、まず不可能です。しかも写真の良し悪しは、探偵の調査能力の良し悪しの証明になるでしょう。

デジタル技術の発達で動画や音声データも証拠に!

近年の浮気調査は、その証拠として動画や音声データも取り入れられています。浮気調査の証拠といえば写真、いわゆるカメラで撮った静止画像でした。その証拠写真そのものが滅んだわけではありませんが、デジタルデータが一般に普及したおかげで、動画や音声データが手軽に入手できるようになった結果、調査報告書に浮気の証拠として動画や音声データが添付されるようになったわけです。

動画データは時間経過が明確

写真より動画の方が優れている点は、時間経過がハッキリわかるという点でしょう。写真の場合、ターゲットが浮気相手とホテルに這いいていく場面と、出てくる場面がそれぞれ写されていますが、どの位時間が経過しているのかがわかりません。もちろん証拠写真には写された日付と時間が記されていますが、
「タイムスタンプなんか、機械でいくらでも修整できるだろ!」
とターゲットに言い逃れされてしまう事もあります。

それに比べて動画を撮影すると、ターゲットがホテルに入って出てくるまで、カメラをずっと回しっ放しにして、ターゲットがホテルに滞在した時間をそのまま記録できるわけです。法廷で争われる離婚裁判で、“不貞があった”と認められるホテルなどの滞在時間は「40分以上」とされています。

長回しの動画や音声データは、編集カットした内容が基本です

カメラを止めずに動画撮影を続ければ、ターゲットがホテルや浮気相手宅に何分滞在したか測定できるので、写真以上の証拠といえるでしょう。そうした動画や音声データは、調査報告書の書類とともにDVDで渡されるのが普通です。ただ基本的にこのDVDに記録された動画は、編集してあります。

ターゲットがホテルに入ってから出てくるまでの数十分、現場ではカメラを回しっぱなしにしていますが、それを無編集で見るのは大変です。オリジナルデータは裁判で必要になれば提出する可能性があるので保存してありますが、調査報告書では編集されたデータが渡されます。

音声データも同じです。浮気の証拠として添付される音声データは多くの場合、“不貞の現場”を録音したモノではありません。そんな証拠も取得することは可能ですが、無理して録音しようと思うと“盗聴行為”をせざるを得なくなり、盗聴器を仕掛けるのに<住居侵入>などの違法行為を犯すハメになってしまいます。

浮気の証拠として得られる音声データは、ターゲットと浮気相手が食事に行ったりした時、店で交わされる会話が多いでしょう。この会話も探偵は基本的に全て録音しますが、二人の関係を匂わす内容をピックアップ。証拠として、その他の当たり障りのない内容は編集でカットしてしまうのが一般的です。

まとめ~調査報告書は調査が終わってみないとわからない?~

探偵に浮気調査を依頼する前に、調査報告書の内容はサンプルで確認しておきましょう。浮気調査が終わったら、探偵は依頼人に対して調査報告書を提出します。内容は画像と合わせたターゲットの行動を記録した書類に、決定的な浮気現場を押さえた動画DVDや、浮気相手との会話内容を録音した音声データ(メディアはCD-ROMだったり、USBメモリなど)になるのが普通です。

ただどの探偵業者であっても、調査報告書の形が同じとは限りません。流石に今どき手書きや和文タイプで調査報告書を作っている探偵はいないと思いますが、動画DVDや音声データの添付がない場合もありますし、調査報告書自体のクオリティはまちまちです。問題なのは依頼人の手元に調査報告書が届くのは、すべての調査が終わった後だということでしょう。

報告書の出来に不満。その時は作り直しの要求を

もちろん調査報告書の内容が気に入らない場合、探偵に作り直しを要求できますが、それだけ無駄な時間と交渉の手間が掛かってしまうわけです。
多くの探偵業者は自社のHPに、調査報告書のサンプルを掲載しています。また契約前の相談段階でも、調査報告書のサンプルの現物を見ることはできますし、そうしたサンプルを準備できない業者とは契約を避けた方がいいかもしれません。

また動画DVDや音声データを添付した場合としない場合の調査費の違いも契約前に確認するなど、最終的に調査報告書がどんな形式になるかをちゃんとイメージできるようにしておきましょう。

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