探偵の仕事
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身元を探偵する!身元調査を頼むのは、どんな時?

身元を探偵する!身元調査を頼むのは、どんな時?

身元調査を依頼するのは、身内や知り合いが行方不明になった人探しばかりではありません。子どもの結婚相手や企業による採用者の調査など多方面に渡り行なわれています。

ターゲットの正体は何者? 身元を探偵する

ターゲットとなった調査対象者の本名や住所、あるいは職業など、あらゆる情報を調査するのが“身元調査”です。身元調査は他にも”身上調査”と呼ばれることもあります。身元調査の対象は基本的に個人で、クライアントから依頼のあった対象者(ターゲット)の個人情報をとことん調べるモノです。

企業など組織の情報を調べる仕事は“信用調査”と呼ばれ、こちらを専門に調査するのが興信所で、探偵と区別されます。ただ身元調査も信用調査も、両方請け負っている会社は珍しくありません。

隣の人の正体は?増加する身元調査!

探偵に身元調査を依頼するクライアントは少なくありません。現代は交通インフラの発達により、人の移動が活発になるいっぽう、近所づき合いなど地域コミュニティが疎遠になりがちです。そんな社会形態の変化によって、“個人の正体”というのは掴みにくくなっています。

まぁ、当たり障りのない“近所のお隣さん”程度のつき合いであれば、相手の本当の正体など知らなくても、それほど困ることはありません。しかしそんな相手と結婚や仕事上で重要なつき合いをする必要が出てきた場合、事前に相手かどんな人物なのか知る必要があるわけです。

どんな人が身元調査を依頼するのか?

探偵に身元調査を頼む事情は色々です。それらを大別すると

  • 子供の婚約者の身元調査
  • 自分がつき合っている相手の身元調査
  • 企業が採用予定者の身元調査
  • 警察が動いてくれない事件の関係者を調べる
  • 依頼者自身の評判を調べる

といったパターンが多いようです。

自分の子供のフィアンセの身元は確かか?

自分の子供が結婚を前提につき合っている相手の身元調査を依頼してくるケースは結構多くあります。昔のニッポンは恋愛結婚ではなく、見合い結婚が圧倒的に多かったのですが、今は完全にその割合は逆転している上、見合い結婚と言われるパターンであっても、ただ単に親や親戚が紹介者というだけです。実際にお互いつき合ってみて、気に入れば結婚というパターンになります。

そうした親や親戚を通した相手であれば、ある程度相手の身元は判っているので、親としては安心なのですが、子供が自分の付き合いの中から、将来結婚をしたい相手を見つける純粋な恋愛結婚の場合、事情は変わってくるわけです。
子供のことを心配する親バカと断じてしまってはミもフタもありませんが、やっぱり子供が(親から見れば)未熟な判断で選んだ相手に間違いはないか確かめる為に、その相手の身元調査を探偵に依頼します。

婚約者の身元調査におけるポイントとは?

クライアントの希望する調査のポイントは、経済的に“身奇麗”で将来性は大丈夫か?という点でしょう。調べてみたらサラ金をはじめとして、多額な借金があるとか、勤めている会社の業績が思わしくない上、ターゲットの評価も低く、リストラの可能性もあるとか、つき合っている相手には隠している真実が炙り出されてくるわけです。

またそういう“不良物件”だったらまだマシで、つき合っている自分の子供に名乗っていた名前や、勤めている会社なども全部デタラメで、正体は結婚詐欺師だったということもあります。
人の行動範囲が広がった反面、その繋がり方は薄くなっている昨今、自分の家族になる可能性のある人物の素性を予め調べておくことは、決して無駄にならないということです。

ネットで知り合った異性の正体を調べる!

ネットで知り合った相手の素性を確かめたいという依頼も増加しています。交通インフラの発達で人の移動範囲が広がったというのは、前項で紹介した通りです。それと同時にネットの普及によって、日本中どころか世界中の人と知り合えるようになりました。それがきっかけで結婚までしちゃうカップルも実在しますが、ネットでコミュニケーションを取る人が全て正直者だとは限りません。

どうせ実際に会うことはないだろうと、自分のプロフィールを派手に“盛って”いる人もたくさんいます。それどころか自分の性すら偽る「ネカマ(ネットオカマ)」も、ネットが普及し始めた初期から多数出没しているわけです。
ネットで知り合った異性と結婚を……とまで思わなくても、実際に逢って、それなりにおつき合いしたいと思える相手が居るとします。そんな相手の正体を、ネットで得られる情報だけで判断するのは、とても危険でしょう。そこで探偵を雇って、ネットで知り合った相手の正体を調査するわけです。

実際に会えば、性別詐称くらいはすぐにバレます。しかし相手の名乗っている名前や住所、あるいは年齢や職業というのは、1回や2回会ったところで誤魔化されてしまう可能性もあり、相手のホントの素性というのはそう簡単にはわかりません。そこで調査のプロである探偵に依頼し、ネットで知り合った相手の正体を突き止めてもらうわけです。

ネットで知り合った相手の正体を知る価値はあるか?

相手が嘘をついていなければ、取り越し苦労に終わるわけですが、ヘンな相手に引っ掛かって金をたかられたりするリスクは回避できるでしょう。ただ調査費は決して安価ではありません。深いつき合いを始めから想定していなければ、そこまでする必要はないわけで、費用対効果を十分に考えましょう。

企業が採用試験の裏で、探偵を使う?

企業が採用試験を受ける人の身元調査をすることがあります。もっとも探偵を雇ってまで採用希望者の身元を調べるのは、大企業で尚且つ、採用試験の結果が似通っており、最終的にどの人間を採用するか判断に悩んだ場合でしょう。何故なら、いちいち探偵を雇って採用希望者全員の身元調査を行なっていたら、採算が取れないからです。

新卒よりも中途採用に行なう身元調査。企業が知りたがっているポイントとは?

またそうした採用希望者の身元調査をするのは、新卒者では少なく、大抵中途採用の採用試験になります。企業の採用希望者に対する身元調査のポイントは、履歴書や職務経歴書に書かれた事実を確認することです。日本人は結構真面目なので、履歴書や職務経歴書に嘘は書かないと思われがちですが、景気が良いのか悪いのかよくわからないこのご時勢、企業の中途採用のハードルは、しっかりした会社であるほど高くなっています。

そこで中途採用の場合、少しでも採用されやすくなるように、学歴や職歴を詐称する人が結構いるわけです。学歴あたりは卒業したとされる学校に直接電話を入れて確認すれば、すぐ嘘がバレますので、わざわざ探偵を雇ってまで調査する必要はないのですが、職歴は探偵に調べもらう価値はあります。

企業がホントに知りたいのは前職の退職理由!

企業側として一番知りたいのが、中途で前の会社を退職した理由です。履歴書や職務経歴書には普通何年の何月何日に、某企業を退職と書いてあるだけか、退職理由は
「一身上の都合」
くらいしか書いてありません。

もちろん本人と面接した場合、前の企業を退職した理由を聞くという方法もありますが、本人が“退職したホントの理由”を話すとは限らないわけです。むしろハッキリと話せないような理由で、前の会社を退職したのだとしたら、採用する企業としては同じ過ちを繰り返すリスクもあり、採用を控えようということになります。

企業の採用試験はコネでもない限り、採用希望者と企業の人間的なつながりはありません。したがって履歴書や職務経歴書と、面接で本人が語ることが情報の全てです。つまり全ては“自己申告”であり、それを詐称されても簡単にはわかりません。そういう意味で、採用希望者の最終決定の際、企業が探偵を雇って身元調査を行うのは意味があると言えるでしょう。

大事件に発展?警察が動いてくれない事件を調査する!

自分の親兄弟、あるいは友人知人が不振な死を遂げた場合、警察が動いてくれなければ、探偵を雇って真相を調べられます。まるで小説やドラマのようなシチュエーションですが、現実にそういった事もあり得ない話ではありません。警察だって日本中の隅から隅まで24時間365日監視するなどという事は不可能です。

警察の捜査で事故から事件が発覚するのは、大きな事案

基本的には110番などで通報があって事件を認知します。また人が死んだからといって、何でもかんでも殺人事件だと決めつけて捜査するわけでもありません。明らかな病死など“自然死”と呼ばれる死に方をされた場合は、特に検死などなく処理されますし(そもそも自然死の場合、大抵は医者や家族が見取るので、警察に連絡はされない)、事故死など自然死でないケースに警察が介入するわけです。

しかし検死などをして、事件ではなく事故と判断されれば、もうそこで警察の出番は終わり、犯人を捜して捜査を開始するという事はありません。ところが一見事故に見えるケースであっても、実は殺人事件だったという話が実際にありします。有名なところでは2015年に発覚した「川崎老人ホーム連続殺人事件」でしょう。

川崎市にある老人ホームで、介護の仕事をしていた職員が80代から90代の入所者を、相次いでベランダから落としていたという凶悪事件です。最初の事件は入所者が誤ってベランダから転落したと見られ、事故扱いされています。しかしその転落死から続けて同様の転落しが続き、さすがにおかしいと感じた警察が捜査をした結果、一連の殺人事件が発覚したわけです。

これが最初の一件だけで、犯人が満足して次の事件を起こさなければ、最初に転落した被害者は事故死とて処理されたまま、遺族がいくら不審に思っても、警察は捜査してくれなかったでしょう。

探偵が調査できる事案とは?

そんなわけで、自分の家族や友人知人が不審な死に方をした場合、それが警察的に事故扱いされてしまい、警察が事件として捜査してくれなかった場合、探偵を雇って死の真相を調べてもらうという仕事もあるわけです。ただ探偵は警察のように捜査権を与えられているわけではありません。

出来ることといえば、死んでしまった人やその人とつき合いのあった人物の身元調査になります。そうして洗い出した人間関係から、犯罪の証拠を見つけ出し、それを警察に持ち込めば、警察も動いてくれるでしょう。
そんな殺人事件みたいな物騒な犯罪でなくても、警察がすぐに動かないにもかかわらず、深刻な事件に発展してしまう可能性を未然に防ぐための調査もあります。

警察沙汰になる前に調べた方がいいこともある!

需要が増えているのは“いじめ”の調査です。自分の子供や孫が、学校でいじめを受けているのではないかと思い、その実態を探偵を雇って調べるというパターンの身元調査になります。いじめというのは大きな社会問題になっていますが、警察が動くのはいじめが刑法犯レベルまでエスカレートしてしまった場合です。

そこまでいじめが深刻になってしまってからでは、いじめを受けた子供や孫は一生癒えない心の傷を負ってしまうでしょう。警察が介入するような大事になる前に、いじめの実態を探偵を使って正確に把握し、その証拠を元に学校側と交渉して事態の解決をはかるのがベストだと言えます。

自分の評判を調べる

身元調査の調査対象者が自分自身というケースもあります。自分が思っている自分の性格や能力というのは、必ずしも他人から受ける評価と一致しません。むしろ全然違っている事の方が多く、客観的評価と自己評価が一致する人の方が珍しいでしょう。また自分が他人からどう思われているかというのは、誰でも多少は気になるところです。

多くの人は他人からの評価を気にしつつも、それをストレートに「私のことをどう思う?どんな人間に見える?」と聞いて回るようなことはしません。まぁ、飲み会などで冗談交じりに親しい友人に聞いたりすることはあるかもしれませんが、その場合に相手がホントの話をしてくれる保証もないわけです。

そこで探偵を雇って、自分が周りからどう思われているか、自分の評判を調べるように依頼するクライアントも実在します。他人の目が気になって仕方のない、いかにも日本人らしい発想の調査ですが、探偵を雇うだけの金銭的な余裕があるのであれば、依頼してみても面白いかもしれません。きっと相当意外な調査結果を知るでしょう。

まとめ~身元調査は探偵の基本~

調査対象者の身元調査は探偵という仕事の基本です。探偵を雇う場合、その目的は依頼人が独力では調べきれない事実をハッキリさせることになります。昔の人は限られた地域でコミュニティを作り、たまに旅行へ行くくらいで、自分の生まれ育ったエリアの中で生活していました。

しかし現代は成長すれば都会の学校に進学して、そのまま実家には戻らず就職したり、就職先の会社では想定外の地方都市に転勤を命じられたりして、人の行動範囲は広くなったわけです。だからそんな生まれ故郷を遥か離れた遠隔地で出会った人は、“よく知らない人ばかり”と言ってもいいでしょう。

昔の狭いコミュニティの中だけであれば、ムラ中の人間関係などお互いに何でも知っています。しかし自分の都合や会社の都合で生まれ育ったコミュニティを離れた環境で知り合う人の事はよくわからないわけです。ただ単に会ったら挨拶する程度の関係ならば、相手の正体など知らなくても問題はありません。

ところが知り合った相手と結婚したり、社員として採用しなければならなかったりすると、相手の正体を調べる必要が出てきます。時間をかけて調べれば、ある程度のことはわかるかもしれませんが、時間を掛けず正確な情報を知りたいと思った場合、やはり“その道のプロ”である探偵を雇った方がいいでしょう。