探偵の仕事
  • 探偵業
  • 調査技術
76view

探偵に求められるスキルとは?探偵になりたい人、必見

探偵に求められるスキルとは?探偵になりたい人、必見

小説やテレビドラマの世界で見られる探偵と現実に存在する探偵の仕事には大きなギャップがあるといっていいでしょう。尾行や張り込みには忍耐や体力が必要ですし、機材を扱う知識も要します。その上で街の中に紛れ込める目立たない空気を作る才能も探偵には向いていると言えます。

探偵には向き不向きがある?探偵になるために求められる能力とは?

探偵になるのは難しくないかもしれませんが、探偵として働いてくには様々な能力を求められます。ドラマや漫画、あるいは小説などで主人公になっていることが多い探偵。それだけに華麗な活躍ぶりに憧れて、探偵になろうと思う人も少なくありません。しかしフィクションと現実は違います。

リアル社会で仕事をしている探偵は、そんなにカッコいい存在ではありません。実際の探偵業というのは、浮気調査をはじめとして身辺調査や企業情報調べなど、苦労が多いわりに地味で目立たない仕事です。それでも何かを調べることが好きという、好奇心が旺盛な性格であれば、探偵を目指すのもいいでしょう。

もっとも探偵という仕事も、他の職業と同じく向き・不向きがあります。ただ仕事の内容が好きというだけで探偵業は長続きしません。探偵のなるために求められる能力を紹介しましょう。

結構ハードルはお高め?こんな能力が探偵には必要です

探偵として一人前の仕事をこなすために求められる能力というのは、

  • 体力
  • 器用さ
  • 頭の回転の速さ
  • 目立たない

といったモノです。

これだけの能力が全て高いのであれば、別に探偵でなくても他の業種で高い評価を得られるでしょう。だから大前提として、自分が探偵になりたいという強い意志がなければ、他の職業を目指した方がいいかもしれません。またそれらの能力に自信がないとしても、日々鍛錬を続けることで能力は向上していきます。探偵になりたいと決意した瞬間から、求められる能力を向上させるために日夜努力すれば、必ず一人前の探偵になれるでしょう。

最終的にモノをいうのは“体力”!探偵に最も求められるモノ

探偵になるのに、もっとも必要な能力は
“タフな肉体に、強靭なメンタル”
です。

探偵の仕事でよくあるモノは“尾行”ですが、これは予想以上に体力が必要なモノだったりします。リアル尾行はドラマと違って、ターゲット(調査対象者)と探偵が、カメラの1フレームに収まるほど近距離で行いません。探偵から見て、ターゲットがかろうじて見える程度の距離で尾行していくわけです。しかしターゲットが交差点を曲がったり、路地に入り込んで探偵の視界から消えた場合、全力でターゲットが消えた先まで疾走します。

再びターゲットを目視確認した後は、尾行を継続するわけですが、そんなストップ&ゴーを何度も繰り返したからといって、ゼェゼェと息を切らしてしまっては探偵失格です。多少全力疾走を繰り返しても涼しい顔で尾行を続けられる体力が必要だといえるでしょう。
探偵に求められる体力は“脚力”と“持久力”だけではありません。

張り込みには集中力と忍耐力。予測不能な状況にも対応

尾行の他に探偵の仕事として重要なのは“張り込み”です。張り込みはターゲットが行動を開始する前、もしくは浮気調査でターゲットが浮気相手とホテルに入ったことを確認した後など、探偵は車の中など目立たない場所でジッと息を潜めて張り込まなければなりません。こうした張り込みは浮気調査だけではなく、身辺調査の中で
「ターゲットの行動を確認してくれ」
という依頼でもよくあります。

その場合、ターゲットが出かければ尾行捜査にスイッチしますが、ターゲットがどこに出かけず、ずっと自宅にこもっていると、探偵も、同じ場所でずっと張り込み続けなければならないわけです。
ただ張り込んでいるのなら、尾行みたいに走り回らなくてならないわけではないので楽だろうと思う方もいるかもしれません。

ところがこの張り込みというのは、別の意味で大変キツいモノだったりします。ターゲットが自宅から出る時間というのは、予測不能だというケースが普通です。いつ動き出すかわからないターゲットを常に監視し続けるには、結構な集中力が必要になります。その上張り込み場所は大抵屋外で、夏はジリジリするほどの日差しを浴びながら、冬は身体の芯まで冷え込む空っ風に吹かれながら耐えなければなりません。

車の中で張り込んでいたら楽だろう…という考えも甘いです。長時間張り込んでいる場合、車のエンジンを掛けっ放しにしていたら、たちまち不審者として、ご近所さんに通報されてしまいます。だから車のエンジンは止めたまま、つまりエアコンやヒーターなど使えない状態で張り込まなければなりません。

そんな過酷な状況に耐え、長時間張り込みを続けるには、まず基礎体力そのものの高さが要求されます。そして物事に動じない上に、不屈な忍耐力が必要です。体力だけでなくメンタル的にも強くなければ、探偵の仕事は続かないと言えるでしょう。

カメラからパソコン、車運転まで、何でも使いこなせるのが探偵!

探偵はカメラからパソコン、あるいは車にバイクなど、およそ人間が使う道具や機械全般を使いこなせなければなりません。大きな探偵事務所に勤めるのであれば、そうした職場は分業制が進んでいますので、自分の得意分野があればいいのですが、小さな探偵事務所の場合、様々な道具や機械を使いこなさなければなりません。

たとえば探偵業に多い浮気調査では、パートナーが浮気をしている証拠写真を撮るために一眼レフカメラの使いこなしは必須です。

運転技術も高いほどよいでしょう

次に調査目的は色々ですが、ターゲットを尾行する際にターゲットが車で移動した場合、当然尾行する探偵も車を使います。その際探偵には、高レベルの運転テクニックが求められるわけです。若葉マークをつける必要がある初心者レベルの運転技術では、道路全体の車の流れを読みつつ、ターゲットを尾行するといった事は無理でしょう。

探偵の運転テクニックが未熟だと、ターゲットが尾行者に気づいてまこうとしなくても、探偵自身の運転ミスでターゲットを見失ってしまうといった失態を演じかねません。

盗聴器発見は、通信技術の知識を要します

あるいは近年探偵にも依頼が増えている、ストーカー被害に対する調査では、盗聴器を探し出すというミッションもあります。盗聴器探しには、通信技術に関する知識だけでなく、実際に盗聴器を探す機械などを使いこなさなければなりません。

そして探偵の仕事は、調査結果を依頼人に報告するまでです。調査報告は口頭で済むモノではありませんので、ちゃんとした調査報告書を作るのに、パソコンを使いこなすスキルが必要になります。
これらの道具や機械の使いこなしが初めから高いレベルで出来るのであれば、一人前の探偵としてすぐに認められるでしょう。

機転が仕事を成功させる?探偵は”頭の回転”が重要!

現場で起こる様々な状況の変化に対して、臨機応変に対処できる頭の回転の速さが、探偵に求められる重要な能力です。探偵は好き勝手に行動するターゲットを捕捉して尾行をし続けるために、高い身体能力が必要になります。それと同時に過酷な自然環境に身を起き、辛抱強くターゲットの挙動を監視する張り込み作業では、身体能力だけでなく、強靭な精神力も要求されるわけです。

その上、探偵は状況に応じて臨機応変に対応できる“頭の回転”も欠かせない能力になります。尾行をしている時、ターゲットが急に振り返った時どうするか、あるいはターゲットがいきなりタクシーを拾ったり、バスや電車に乗り込んでしまったらどうするかといった、状況の変化に素早く対応しなければなりません。

長時間の張り込みは不審者扱いされる可能性も…

また張り込み中は、同じ場所にずっと居るわけですので、それを不審に思ったご近所さんに話しかけられたり、そんなご近所さんが警察に通報すると、お巡りさんがやって来て、
「お宅、何してんの?」
と職務質問されてしまう可能性もあります。

こうした状況に陥った時に、相手の不信感や警戒心を解いて、無事開放されるにはどうしたらいいかを即時に判断して切り抜けなければなりません。その場限りの出任せで相手を騙せればいいのですが、探偵業では張込みが“第三者にバレる”というシチュエーションは想定内の事態です。

当然切り抜けるためのテクニックというモノも、ある程度マニュアル化されています。また警察相手だと、身分を明かした上で、職務上、張り込みをしていると真実をバラすという手段もアリです。どんな方法を選んで相手を納得させるかを瞬時に考えて、トラブルから逃れるのに必要なのは、やはり頭の回転の速さでしょう。

生まつきの才能かも?目立たないことが大きな長所!

有能な探偵が持っている大きな特徴は、“特徴がないこと”です。探偵と聞いて一般人がイメージする容貌といえば、ソフト帽にトレンチコートといった、ドラマや漫画で描かれる姿ですが、リアル探偵でそんな格好をしている人はいません。尾行にしても張り込みにしても、ミッションを成功させるために、最も重要なことは“目立たないこと”です。

街の雑踏を歩いていたり、マンションが見渡せる道路の隅に佇んでいたりしても、周りの人が気にもしないような、“空気のような存在感”が探偵には求められます。人間というのは自己承認欲求が強い生き物ですから、仕事にしろ遊びにしろ、基本的には他人より目立ちたいモノです。実際、立っているだけでも存在感がある人というのも実在しますが、逆に会議や飲み会でしっかり参加しているにも関わらず、
「アイツ居たっけ?」
といつも他人から言われるほど、存在感のない人もいます。

目立つ人というのは、人気者になりやすいのですが、目立たない人はその存在感のなさにコンプレックスを感じているかもしれません。しかし目立たないという特性は、探偵にとって非常に役に立つモノなのです。理由はいちいち説明するまでもありませんが、長時間張り込みをし、尾行してもターゲットに気づかれる可能性が非常に低くなります。

もちろん“目立つ性分”の人も、張り込みや尾行をする時には服装などを工夫して、周囲に溶け込み目立たない努力をしますので、探偵の仕事を出来ないとはいいません。ただ存在感がないというのは多くの場合、本人の性格や性分といった天性のモノだったりします。目立たないことに悩んでいる人は、探偵こそ天職かもしれません。

まとめ~意外と重労働!カッコだけでは出来ないのが探偵!~

探偵の実務で最期にモノをいうのは体力です。探偵の調査はターゲットの尾行をはじめ、自分の都合などお構いなしの現場になります。ターゲットを見失わないために、街中を全力疾走することも珍しくはありませんし、ターゲットの動きを監視するために真冬の寒空の下、あるいは真夏の炎天下の路上で何時間も張り込みをしなければなりません。

そんな労働環境も拘束時間も、ほとんどブラック企業とかわらない仕事を続けるうえで求められるのは、不屈の精神と鋼の肉体です。一方で探偵は脳ミソまで筋肉の体力バカでは務まりません。浮気の証拠を押さえるためにカメラの撮影テクニックは高いモノが求められますし、そのほかの調査でも盗聴器をはじめとした数多くの機材を扱えなければ仕事にならないわけです。

他にも尾行を成功させる上で重要な自動車の運転技術、依頼人に渡す報告書をまとめるためのパソコンを使った事務処理能力など、リアル探偵はドラマや漫画でイメージする優雅なモノとは程遠いほどに重労働といえます。
そんなハードな探偵に向いているかどうかは、
“自分で調べて真実を突き止めたいという心”
があるか否かです。

どんなに苦労しても調査をした結果、真実を明らかに出来たことに喜びを感じられるのであれば、探偵という仕事に向いていると言えるでしょう。

都道府県から探偵を探す