探偵の仕事
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探偵の独立開業法!①~資金篇~

探偵の独立開業法!①~資金篇~

探偵社を開業したいとしても、一般的な独立同様、運転資金が必要になってきます。それに伴い、調査を行う技術が伴わなければ本業が成り立ちません。すぐに軌道に乗るとも限らないことから、資金や予算は多く見積もっておくに越したことはないでしょう。

探偵として独立を目指すとき、まず考えるのは開業資金!

探偵に限った話ではありませんが、独立して開業しようと決意した場合、まず必要なのは開業資金です。一般的に“探偵”といわれる職業は、開業するに当たって、必要とされる資格は特にありません。だから極端な話、まったくの経験がないズブの素人だでさえ、
「今日から探偵始めました!」
と看板を上げて、営業できるのです。

近年はそういった質の低い“なんちゃって探偵”や、悪徳探偵を排除するために<探偵業法(正式名称:探偵業の業務の適正化に関する法律)>という法律が作られると同時に、探偵業は開業するに当たって、地元の公安委員会への届出が義務付けられました。(無届開業は、違法行為になる)。

とはいえ、探偵業は許可制ではなく届出制ですので、ちゃんとした手続きをすれば“誰でも開業できる”という点において、基本的には昔と同じです。だから探偵になりたいと意志があれば、すぐに探偵になることは難しくはないのですが、どんな仕事でも独立開業をするためには、“開業資金”というモノが少なからず掛かります。探偵業を始めるのには、どのくらいの資金が必要なのか?を紹介しましょう。

高い?安い?探偵の独立開業資金の内訳

探偵として独立開業するために必要な開業資金は、個々の事情によって差があります。ネットなどで探偵業の開業資金を調べてみても、実際に開業した探偵の例をみても、その金額には結構な幅があり、300万~1000万円といった状況です。

この料金幅は開業しようとする地域や個人の環境が影響してくるためです。探偵を開業しようと思うとき、必要になるモノは、

  • 事務所
  • 車・必要機材
  • 運転資金

辺りでしょう。

新規事業を開業するにあたって、探偵業でなくても必要なモノはありますが、“探偵業だから必要”というモノも少なくありません。また仕事が軌道に乗るまでに必要な活動費は、ネットが普及した現在、昔とは違ったモノが増えたりしています。

探偵が開業するために必要なモノ①~事務所~

探偵は依頼人からの信頼を得るために、事務所を持つことが絶対条件になります。ネットの発達によって、無店舗経営という業態が増えていますが、探偵業に関しては依頼人が事務所を訪れる事もあります。依頼人が事務所を訪れるのは、まず調査を依頼する前です。調査内容を聞いたり、こちらの料金体系を説明して、それで納得すれば契約してもらうことになります。

そんな依頼人と会う場所が最初から喫茶店やファミレスだったら、その段階で依頼人の信頼を得るのは困難です。所在が明確な事務所があり、その事務所内には公安員会の認証をもらった“探偵業届出証明書”が掲げてあること。これが依頼人の信用を獲得し、仕事を依頼に導く初めの条件と言えるでしょう。ですから探偵を始める場合、最低でも一般的な接客が可能な事務所は必要になるわけです。

この事務所を確保するための資金が、まず探偵の開業資金で不確定な部分になります。自分がどこで探偵社を開業するのかで、事務所を持つ際に必要な資金には、相当な格差が出てくるからです。具体的に言えば、六本木辺りのオフィスビルに事務所を持つのと、地方都市で事務所を構えるのとでは、事務所の契約金と月々にかかる賃料にはおおきな差があります。

探偵社を開業する場合、仕事の発生量を考えると地方よりは、より都市部であった方が仕事は多い舞い込んでくるものです。かといって探偵は土地勘が必要な仕事なので、住んだ事もないような場所で開業することはオススメしません。あくまで地元で開業するべきで、その地域で事務所を構えるのに、どのくらい費用が必要なのかを押えておきましょう。

探偵が開業するために必要なモノ②~車を含めた必要機材~

独立開業するには、調査に必要不可欠な機材から細々した文具、生活雑貨まで揃えなければなりません。事務所を確保したといっても、普通事務所を借りた場合、そこにあるのは無機質な空間だけです。事務机に椅子、その他にも来客用の応接セットに書類棚など、事務所として機能させるための物ものを揃えていくことになります。

こうした事務所機材を全部新品で用意するか、あるいはリサイクルショップあたりで調達するか、その購入方法で必要な資金は結構変わってくるでしょう。そうした業種に関係なく必要な事務製品とは別に、探偵業で特に必要な機材といえば、

  • 車・バイク・自転車
  • カメラなどの録音・録画機材

です。

探偵の必須アイテム、尾行車両はレンタルより所有!

まず探偵はもっとも請け負うことの多い、浮気調査をはじめ、尾行を完璧にこなすための装備が必要になります。尾行調査で欠かせないのは車です。もちろん徒歩だけの尾行もありますが、ターゲット(調査対象者)が車で移動する場合、その後を尾行する探偵が車を持っていないのでは話になりません。

実際の尾行調査は、突如発生するわけではなく、事前に日取りを決めて行いますので、車は必要になったときレンタカーで済ませるという手もあります。しかしレンタカーは“わナンバー”で、ターゲットが注意深い人間だった場合、気づかれやすいという欠点もあるでしょうし、尾行以外でも車を使って移動したほうが便利な調査もありますので、社用車は準備すべきです。

調査現場で必要な機材はこれ

次に探偵業務で必要になるのは、カメラや集音マイクといった録音・録画機器になります。浮気調査ではターゲットが浮気をしている証拠として、ターゲットが浮気相手とホテルに入る場面や出てくる場面といった“動かぬ証拠”を押さえなければなりません。したがって決定的なシーンを撮るカメラは絶対必要な機材です。

また裁判につかえるような証拠でなくても、調査結果を積み重ねていくうえで、会話の録音は、探偵の調査業務で大きな意味を持ちますので、ボイスレコーダーのような録音機器も欠かせません。
一方で探偵の仕事の中には、“盗聴器の発見”といったモノもありますので、盗聴電波の探査装置といった、やや特殊な機械が必要になることもあります。

しかし開業時点で、そこまで用途の限られた特殊機械まで揃える必要はないでしょう。こうした機器は意外とモデルチェンジも早く、常に最新型機器を揃えるより、必要なときにレンタルした方がお得ですし便利です。
そして探偵業務で得たデータを処理するために、パソコンも必要になりますが、新品を揃えるより、中古パソコンで、ちょっと前のハイエンド機を買った方がコスパはいいでしょう。

儲かるまでの運転資金も考えておこう!

開業しても実際に利益が出るまでには時間が掛かります。探偵に限らず、どんな商売でも開業と同時に好調で売り上げもうなぎのぼり、あっという間に黒字ということはありません。開業資金として投入したお金を上回り、月々にかかる経費を支払っても、なお利益が残る…いわゆる“事業が軌道に乗る”状態になるまでには、結構時間がかかるのです。

特に探偵は、仕事を請け負ってから、すぐに利益を生む商売ではありません。業者の中には前払い制で仕事をしている探偵もめずらしくなく、売り上げが立ったとしても活動経費が出ていくわけですから、利益が確定するまでには、やっぱり時間がかかるのです。

では運転資金はどのくらい見積もっておいた方がいいのか?という問題ですが、ケース・バイ・ケースになります。事務所の家賃や光熱費、あるいは電話代やネット代といった毎月確実に掛かる費用、そして広告宣伝費の予算を考え、最低でも3ヶ月分は耐えられるだけの運転資金を想定しておいた方がいいでしょう。

まとめ~探偵は簡単に開業できるけど、楽じゃない?事前に十分に計画しておこう!~

探偵は他業種に比べ開業手続きは簡単ですが、楽に儲かる仕事ではありません。まず探偵という仕事は資格こそ必要ではありませんが、確実に儲けるために必要なテクニックやノウハウというモノは確かにあります。だからまったくの素人が看板を掲げて、すぐに儲かるほど甘い商売ではありません。

他の探偵事務所に勤めた上での独立・開業であれば、経験がありますから失敗は少ないかもしれません。しかしまったく経験のない人が探偵になりたい場合は、大手探偵事務所が運営している“探偵学校”に入学し、さらに大手探偵事務所の代理店としてフランチャイズ契約を結んで開業するケースもあります。

この場合も300万円以上の資金が必要で、さらに地域によっては開業できる保証はありません。というのもあくまで“代理店としてのフランチャイズ”ですので、探偵を必要としない地域に開業させることはありえないからです。こうしたリスクを事前に知っておき、十分に検討すれば、完全自己資金で探偵事務所を開業するより、メリットが大きいケースもあります。

独立開業は探偵に限らず、一種の“賭け”みたいなところがあります。必要な開業資金を想定して、それを確保しておくことが賭けに勝つための条件でしょう。

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