探偵の仕事
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アナタも盗聴されている?~一般に広がる盗聴!~

アナタも盗聴されている?~一般に広がる盗聴!~

過去には電波通信による盗聴が主流でしたが、インターネットやスマホが普及した昨今、誰でも簡単に盗聴され、できる時代になりました。現在の盗聴とは、どのように行なわれているのでしょうか?

盗聴が手軽に出来る現代【1億総盗聴時代?】

電子機器の小型化、低価格化によって今のご時勢、盗聴は誰でも手軽に出来ます。ということは盗聴の被害に遭う人も激増しているわけです。昭和時代だと、盗聴といえば国家の諜報機関とか、大企業が雇った産業スパイが、国家機密や企業情報を盗むために高価な機材を使って行うイメージでした。

ところが昭和も終わる頃になると、浮気の証拠を掴むためとか、嫌な相手の弱みを掴むためとか、個人が極めて個人的な理由で盗聴をするパターンも珍しくなくなりました。これは電子機器に関する技術の進歩によって、盗聴器が小型化・低価格化したためです。さらに盗聴器が一般に普及するにしたがって、盗聴に興味をもったマニアの多くが盗聴行為そのものは、法律違反にならないという事を知ったせいで、“趣味”で盗聴するという迷惑な連中も現れました。

そんなわけで現代は、他人に漏らしてはいけない秘密や情報を持っている人だけではなく、普通に生活している人でも、どこかの誰かに盗聴されてしまうという、油断の出来ない時代になってしまいました。

アナタも狙われているかもしれない? 盗聴の危機にどう立ち向かうか?

盗聴されているかを確かめる方法は色々です。盗聴器が日本国内で売れている数は、年間20万台とも40万台とも言われています。もちろんその全てが、犯罪目的で使われているわけではありません。探偵の浮気調査や企業の内部調査など、取り付けには合法的な手段を使い、取得できたデータも犯罪には使用しないという“まっとうな使い方”をしているケースも少なくはないでしょう。

ただそうした目的だけで盗聴器を買っていく人に比べて、年間数十万台という数は多過ぎます。当然その中には、手に入れた盗聴器を個人的に知りたい情報を入手するために使う輩が少なからず実在すると考えるべきです。そんな連中が使う目的といえば

  • パートナーの浮気を疑い、探偵には頼まず、自分で調査するために盗聴を試みる
  • 独占欲の強い人間が、パートナーの行動を把握するために盗聴する
  • ストーカーがターゲットを盗聴する
  • ただ“盗聴がしたい”というマニア

といったモノが考えられます。

自分が浮気をしていたり、束縛しやすいパートナーがいた場合、盗聴されているかもしれないと疑うこともあるでしょう。しかしストーカーや盗聴マニアは、相手が勝手にターゲットに選んでいます。したがって誰でも突如、盗聴の被害に遭う可能性があるわけです。世の中に出回っている盗聴器の数を考えると、盗聴被害を他人事だと思うのは危険かもしれません。

そもそも盗聴は、どのように行なう?

盗聴は盗聴したい場所に発信機を仕掛け、その発信機から飛ばされる電波を、離れた場所で受信するタイプのモノが一般的です。他人の会話を盗み聞きする方法というのは、原始的なモノであれば隣の部屋の壁にコップを押し当てて聞くという糸電話みたいな手もあります。

ただこの方法だと、会話を盗み聞きしたい相手の隣の部屋にいる必要がある上、しっかりした防音壁だとコップに音が伝わらないなど成功率は高くありません。現在、もっともポピュラーな盗聴方法は、やはり盗聴器を取りつける手口です。盗聴器とひと言でいっても、その方式は色々あります。

盗聴器のタイプを大別すると

  1. 盗聴器と録音装置が一体化しているタイプ。仕掛けておいて後日回収し、録音内容を聞く
  2. 盗聴器が盗聴内容を電波で発信し、離れた場所でその電波を受信するタイプ
  3. スマホにアプリを組み込み、スマホを盗聴器にする

の3つです。

回収の手間がある盗聴・録音一体型!

上記の(1.)は、“趣味”による盗聴マニアの間では普及していません。というのも盗聴内容を聞くには、盗聴器を仕掛けた場所に再び戻って、盗聴器を回収しなければならないからです。盗聴行為そのものが法律に触れないとはいえ、勝手に盗聴器を仕掛ける行為は<プライバシー侵害>や、<住居侵入罪>といった立派な違法行為になります。そうしたリスクを犯して盗聴器を回収するのは難しいでしょう。

とはいえ(1)のタイプの盗聴器にはメリットもあります。この盗聴器は電波を発信しませんので、盗聴被害を疑った被害者が盗聴器を発見しようとしても、電波で盗聴器の場所を特定するという探偵がよく使う盗聴器発見機には反応しません。盗聴器を仕掛ける被害者の家に、堂々と出入りできる立場であれば、このタイプの盗聴器を使う価値はあるでしょう。

盗聴の王道?電波発信タイプ

もっともよく使われるのが、盗聴した内容を電波で発信するタイプの盗聴器です。「忍び寄る盗聴の影!」といったようなタイトルをつけて、ニュース番組やワイドショーの特集で、盗聴器発見専門の探偵が街中を徘徊して、一般住宅に仕掛けられた盗聴器を発見しています。

一般的盗聴器はワイヤレスで録音も

つまり一般に盗聴器と言われるモノは、“ワイヤレスマイク”と同じ構造です。拾った音を電波として発信するマイクが小型化されているモノが盗聴器だと思えば間違いはありません。このタイプのメリットは、離れた場所でリアルタイムに会話の内容を盗聴できることです。もちろん受信機側で録音すれば、記録を残すことも可能になります。

マイクといっても、近年のマイクはどんな形にもなり、一見とてもマイクに見えないモノも少なくありません…というより盗聴器の発信機で、あからさまにマイクに見える機種はほとんどないと言ってもいいでしょう。マイクに見えない形をした盗聴器で有名なのは、電源タップの形をしたモノです。

初めから住宅に設置されている電源コンセントは数が限られており、TVやDVDデッキ、あるいはパソコンやスマホの充電器…などなど普段使っている電化製品のすべてを賄おうと思えば、コンセントの数を増やせる電源タップを使うことになります。電源タップなしですべての電化製品の電源を賄っている家の方が珍しいほど、現代は電化製品で溢れており、電源タップもすっかり見慣れた存在です。

盗聴器は自宅に何気なくある電源タップだった!? 半永久的に盗電可能?

盗聴器は、そんな電源タップの中に仕込まれているわけですが、この電源タップ型盗聴器のメリットは、その外見から盗聴器には見えないという点と、電池が不要だという点になります。盗聴器は拾った音を電波にして発信するのですから、電波を発信する電力が必要です。

盗聴器が電波を発信して、離れたところで内容を受信するというタイプの盗聴器は、結構前からあったのですが(今でもある)、発信機の電源は“電池”でした。ですから長期的に盗聴を続けたい場合、盗聴器を電池を交換しなければならないというデメリットがあったのです。それに対して電源タップ型の盗聴器は、電波の発信に使う電力は、コンセントから拝借する構造になっています。

細かい事を言えば、盗聴被害者から“盗電”しているわけですが、相手に気づかれるほど多量の電気は消費しません。電源タップという見慣れた外見で、盗聴器だと気づかれにくく、その上その家に電気が供給される限り、半永久的に盗聴電波を発信し続けるこのタイプの盗聴器は大ヒットしたようです。

大量生産されるという事は、コストも下がるということで、電源タップ型の盗聴器は手頃な値段で販売されるようになり、ますます売れ続け、今では盗聴器のもっともポピュラーなタイプになっています。

最新の盗聴方法!スマホが盗聴器になってしまう?

スマホに元々組み込まれているアプリや、勝手に“盗聴アプリ”を組み込んで、スマホを盗聴器にしてしまうというのが、最新の盗聴手口です。世間では“スマートフォン”という名前で呼ばれているので、電話と思われがちですが、スマホの正体は“完全なコンピュータ”だったりします。

また多機能という点ではコンピュータ以上です。ノートPCでもデスクトップPCでも、ハードやアプリの後付でカメラやボイスレコーダーなどの機能を追加できますが、スマホはハードもアプリも最初から実装しています。また最初からインストールされているアプリの性能が不満であれば、より高性能なアプリを入手して画像編集や音声合成など、さらに高度な使い方ができるという点も、やはりスマホの正体がコンピュータそのものだという証拠です。

そしてスマホがコンピュータということは、普通のコンピュータと同じように、ネットを通じて悪意あるアプリを組み込まれる危険があるということにもなります。他人のスマホに組み込んで悪事に使えるアプリは色々ありますが、ここでは盗聴に限った話をすると、所有者の意志とは関係なく、勝手に録音をする“盗聴アプリ”というモノです。

盗聴アプリがあれば、スマホは高性能に盗聴できる?!

多くの人はスマホを電話として使いますし、仕事や趣味でボイスレコーダーとして音を録音する機能もあります。つまりスマホにはマイクが実装されているということです。盗聴アプリはこのマイクを所有者が知らないうちにオンにして、拾った音を録音します。
そして録音された音声データは、ネット回線を経由して盗聴アプリをインストールした悪党の手元に送られるわけです。もちろん勝手に録音されたデータは、ネットで送られた後できれいに消去され、所有者は盗聴されたことに気づきません。

このタイプの盗聴は、他の盗聴器と違って所有者が持ち歩いてくれるので、部屋だけでなく所有者の居る場所で盗聴ができるというメリットがあり、所有者のプライバシーはほぼゼロになります。また電波発信タイプの盗聴器は、離れたところから盗聴内容を受信できるといっても電波の届く範囲には限度があり、盗聴電波が届く場所まで行く必要があるわけです(電波の届く範囲は数十メートルから百メートル程度で、範囲は盗聴器の価格に比例する)。

スマホの盗聴に気づくためのポイントとは

ところがスマホを使った盗聴は、データをネットで転送するので距離は関係がありません。極端な話をすれば海外に居ても、盗聴データは入手できます。さらにいえばネット上でデジタルデータが送受信されるだけの話ですので、通常の盗聴器発見機を使っても、スマホが盗聴器だと気づくことはないでしょう。

ただスマホに関心を持ち、注意していれば“怪しい”と感じることは出来ます。スマホに盗聴アプリを組み込まれた場合、まず電力の消費が激しくなります。所有者の意志とは無関係に録音機能が作動しているのですから、これは当然でしょう。電池の消耗が早くなったら、身に覚えのないアプリが組み込まれていないかチェックする必要があります。

また盗聴データが、これまた所有者の知らないうちにネット経由でどこかに送信されていたら、データ通信量が異様に増大するはずです。音声データというのは意外に大容量データですので、こちらの変化の方が気づきやすいかもしれません。特に画像や動画データを頻繁にアップしていたり、スマホでYouTubeみたいな動画サイトを見まくって、毎月通信速度制限の恐怖と戦っている人であれば、身に覚えのない通信データ量の増加はすぐに気がつくでしょう。

まとめ~盗聴器は誰でも簡単に入手できる時代になった!~

まずは一度、自分の身の回りに盗聴器が仕掛けられていないかをチェックしてみましょう。昔は盗聴といえば、国家レベルや大企業のような組織でなければ出来ませんでした。それは盗聴に用いる機材が高価だったこと、運用には電波・通信に関して、ある程度のスキルが必要だったという理由があったからです。

しかし現在は電子技術の進歩によって、盗聴器は一般人でも手軽に買える値段になった上、高性能で取り扱いも楽になっています。ただ盗聴器が誰でも入手できる手軽な機器になったということは、安直に盗聴器を買って仕掛ける人間も増えたということです。
まさか自分が盗聴されるなんてあり得ないとタカをくくるのではなく、自分の身近に盗聴器が仕掛けられていないかチェックしてみましょう。

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