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行方不明のペットを探せ!ペット探しは探偵じゃない?

行方不明のペットを探せ!ペット探しは探偵じゃない?

かわいいペットがいなくなってしまったとき、自分だけで探すには心もとありません……。そんなときプロにお願いしたいと思うはず。ペット捜しというと、人捜し同様に探偵への依頼で済むのか?とピンとくるでしょうが、実際、探偵が行なう人捜しとペット捜しは、まったく違うジャンルになります。

行方不明のペット探しも探偵の仕事?

行方不明になったペットを捜すのも探偵に依頼される案件です。ただ行方不明の人を捜す案件とは、ちょっと違います。というのも、ペットは人間ではありませんので、

  • 警察は捜してくれない
  • 人間とは探し方が違う

という特徴があるわけです。

ペットは生き物ではない?警察がペット捜しをしない理由

家族や友人知人の行方が判らなくなってしまった場合、警察に行方不明者として届出れば、警察が捜してくれます。特に犯罪性がある場合は<特異行方不明者>として、結構真面目に捜してくれるでしょう。ところが居なくなったのがペットだと話は変わってきます。法的にペットというのは、生き物ではなく“物”として扱われてしまうのです。

だから警察に届出てもその扱いは<遺失物>であり、警察が積極的に捜すことはありません。まぁ、地方都市のヒマな交番のお巡りさんが、親切でペット捜しをしてくれる事はあるかもしれませんが、それはあくまでお巡りさんの善意であり、警察が組織としてペット捜しをすることはないわけです。

ペットの動きは予測不能?人間の捜し方は通用しない

ペット探しは、行方不明の人間を捜すのとはわけが違います。人間を捜す場合、戸籍管理のしっかりした日本国内だと、住所もなく生きていくのは相当難しいので、そうした役所の記録から失踪した人を追跡できるわけです。通常の追跡からも逃れるために、わざと戸籍を動かさずに逃げる失踪者もいます。しかしそうした失踪方法には、“逃げる先”が限られており、人捜し専門の探偵であれば、わりと見つけることが可能です。

ところがペットは失踪しても、その痕跡を追いかけることは簡単ではありません。逃げ出したペットが犬や猫だった場合、人間では通り抜けが出来ないような路地を縦横無尽に駆け回りますし、ペットの中にはハチュウ類系で、排水溝の中をうろつく動物もいたりします。さらに逃げたペットが鳥だったりしたら空中を飛び回るわけですから、後を追うのはまず不可能でしょう。

そんなわけで逃げ出した後のペットの行き先というのは犬なら犬、猫なら猫の生態に詳しい知識を持っていないと探し出せません。人間を捜す場合とは根本的に違ったスキルを要求されるのが“ペット捜し”なのです。

ペット捜しは探偵じゃなくても出来る!

ペット捜しは正規の届出を行なった探偵業者でなくても出来ます。ペットを飼われている方には不愉快な話ですが、ペットは動物であって人間ではありません。ですから、法律的には“物”としてみなされます。実は探偵業法には、物を探す場合の規制は書かれていません。探偵業法で規制されている探偵業務の内容は、あくまで人間に対する調査だけなのです。

逆に言えば、ペット捜しだけに仕事を限定すれば、探偵業者として公安委員会に無届で開業しても、法的にはOKだったりします。事実ペット捜し専門の業者は実在しており、そうした業者はペット捜しを行ないますが、浮気調査や人捜しはしていません。

探偵とペット捜し業者の違いとは?

ペット捜しをする探偵業者はいますが、浮気調査をして尚且つペット捜しを行なう業者はいません。2007年に<探偵業法>という法律が施行され、探偵を仕事として行なおうと思ったら、地元の国家公安委員会に届出をしなければならなくなりました。つまり必要書類をそろえて、地元の公安委員会(窓口は警察署)に届出をして、<探偵業届出証明書>をもらった業者こそが“正規の探偵業者”なのです。

探偵業法には、“探偵がしてはいけないこと”が定められているのと同時に、“探偵の仕事”も決められています。主な仕事は世間的に有名な

  • 浮気調査
  • 人捜し
  • 素行調査
  • 企業調査

などですが、実はこの中に“物捜し”は含まれていません。

ということは法律上“物扱い”されているペットを捜すことは、探偵の仕事と見なされて

がペットを捜すことは違法かというとそうではありません。法律で禁止されていないことは、行なっても構わないということになります。ですからペット探しをしてくれる探偵業者もいるわけです。

またペット捜しという仕事は、探偵業法の規制外にあります。そうなるとペット捜し専門であれば、正規の探偵業者として国家公安委員会へ届出を行なう義務は発生しません。そんなわけで、ペット捜しに関しては、

  • ペット捜し専門の業者
  • ペット捜しもしてくれる探偵

の二種類の業者がいます。

ペット捜し専門業者には出来ないことがある?

ペット捜しの専門業者が出来ることは、ペットを捜すことだけです。ペット捜しを業者に依頼する場合、まず業者が探偵なのか、ペット捜し専門なのかを確認した方がいいでしょう。探偵であれば、事務所の目立つ場所に国家公安委員会から発布された<探偵業届出証明書>が掲示されています。

それがない場合、その探偵は無届の“モグリ業者”である可能性が高いかもしれません。ただ“ペット探偵”とかいう名称を自称しているだけで、実態はペット捜し専門業者で、人間相手の探偵業務は行なっていない業者かもしれません。仕事を依頼する前にその点はハッキリさせておいた方がいいでしょう。

ペット捜しの専門業者であった場合、正規の探偵と違って出来ないことがあります。それは
“人間に対する調査行為”
です。

つまりペット捜し専門業者にペット捜しを依頼するのは問題ないのですが、その業者に浮気調査や身辺調査は依頼できません。実際、ペット捜し専門業者に、そんな依頼をする人は滅多にいないでしょう。ペット捜し専門業者はペット捜しに特化した業者だと、依頼する前に認識しておきましょう。

ちなみにペット捜しも請け負っている正規の探偵のHPなどを見ると、
「ペット捜し専門業者の場合、人間相手の調査は出来ません。逃げたペットが他所の家で飼われているのを発見した場合、ペット捜し専門業者は手を出せなくなってしまいます」
と書かれていることがありますが、これは間違いです。

逃げたペットかどうか、その家に住んでいる人に聞くのは“ペットの情報収集”であって、その家の住人の調査ではありません。また探しているペットだった場合、業者が交渉するより、依頼人に報告して当事者同士で話し合ってもらうという方法をとれば、探偵業法はまったく関係ないわけです。

ペット捜しをやらない探偵も少なくない?

正規の探偵業者には、ペット捜しを行なわない業者も少なくありません。その理由は

  • 物探しは探偵業法とは関係ないから
  • ペット探しのノウハウは、人間相手の探偵業務とは大きく違うから

というモノです。

探偵の仕事は“調べること”になります。“探偵”と聞けば、誰でもすぐに思い当たる浮気調査をはじめ、素行調査に企業調査といった人間や組織の“真実”を調べるのが探偵なのですが、ドラマや小説の影響なのか、探偵に依頼する仕事として“失せ物捜し”も何だか探偵の仕事のように誤解している一般人は少なくありません。

しかし探し物を仕事にしている探偵は、あまり多くはないのが現実です。確かに依頼すれば請け負ってくれる探偵はいますが、依頼前の見積段階で話は終わってしまうでしょう。調査に関して高度なスキルとノウハウを持った探偵を雇うのですから、費用は何千円で済むようなことはありません。

それでも捜して欲しいと頼む依頼人は稀ですので、悪徳探偵を締め出す為に作られた探偵業法でも、物捜しは“探偵の仕事”には含まれていないわけです。さらに同じ調査でも、ペット捜しは人間相手の調査と比べて、必要とされるノウハウは全く別モノだったりします。

ペット捜しの技能に長けた捜査員がいれば、依頼も請け負う探偵もいますが、基本的に人間相手の探偵はペット捜しの仕事をしないでしょう。

まとめ~ペット捜しは探偵と専門業者がいる~

ペット捜しの仕事は、探偵だけでなく専門業者が請け負っています。人間相手の調査業務外となるペット捜しは、探偵業法に縛られません。逆に言えば探偵として届出をしていなくても、ペット捜しを仕事として出来るということです。実際ペット捜しの業者をネットなどで探すと、明らかに探偵業として届出をしていないペット捜し専門業者が数多く見つかります。

ただ正規の探偵業者でないからといって、ペット捜しの腕も怪しいというわけではありません。同じ調査業務であっても、人間を相手にするのと動物を探すのとでは、必要とされる知識や技術は全く違います。浮気調査や身辺調査で優秀な成果を上げる探偵が、ペット探しでも優秀だとは限りません。

一方、ペット探しの専門業者は数多くの案件をこなし、動物の生態を知り尽くしています。彼らが探偵業として国家公安委員会に届出を出していないのは、法律的にペット捜しが“探偵の仕事”だとはみなされていないので、正規の探偵業者になる必要がないだけの話です。そのためペット捜し専門業者が無届だからと言って、怪しい業者とは限りません。

とはいえ、正規の探偵でも業者によってはペット捜しを請け負っている場合もあります。そうした業者は自社のHPに、ちゃんとペット捜しもすると明記してありますし、事前に電話で確認すれば間違いはないでしょう。
探偵とペット捜し専門業者、どちらに仕事を依頼したらいいかというのは、ケース・バイ・ケースです。

近所で営業しているかとか、料金は手頃かなど、自分の納得ができる業者に依頼するのが一番といえます。ペット捜しを依頼する場合も探偵、ペット捜し専門業者、両方から相見積もりをとって、総合的に判断して仕事を依頼しましょう。

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