探偵の仕事
  • 人探し・家出調査
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行方不明の人を探す ~依頼人が人捜しをしたい理由とは?~

行方不明の人を探す ~依頼人が人捜しをしたい理由とは?~

人探しをするときに依頼したいのが行方調査で、主に失踪した家族や親族、過去に関係を持っていた人、借金逃れのために行方知れずとなった人などを探したい人が調査依頼してきます。けれど近年は、様々な事件やトラブルへの考慮から、探偵社側も依頼を受ける調査とそうでないものと出てきているようです。

行方不明の人を探すのが所在調査!

様々な理由でいなくなった人の行方を探すのが“所在調査”です。浮気調査や身上調査とならんで、探偵が行う調査でも依頼が多く、かつそれを得意としている探偵も少なくありません。
ただ近年は探偵事業法ができた上、プライバシー保護に関わる新たな法律ができたことで、昔のように“何でもアリ”だった調査方法に色々と規制が入って、調べにくくなってきているジャンルでもあります。

依頼人の事情は様々!所在調査を依頼するパターンとは?

所在調査とは、要は人探しなのですが、依頼人が探偵を雇ってまで、人を探す理由は色々なモノがあります。
所在調査を探偵に頼むパターンとしては

  • 家出した家族を探したい
  • 連絡が取れなくなった友人知人の行方を知りたい
  • 借金を踏み倒して失踪した返済者を捕まえたい

などです。

警察より確実?家出した家族を探す!

家出人の捜査は警察より探偵に頼んだ方が確実かもしれません。家族が家出をしたり、行方不明になった場合、まず警察に捜索を頼む人が多いでしょう。

警察からは捜査費用の請求なし!しかし成果は……

最近は色々と不祥事が取り沙汰されているニッポンの警察ですが、捜査機関としてはやはり日本一ですし、それ以前にお金がかかりません。捜査願いを受理してくれれば、捜査に掛かる費用を請求されることもないわけです。

ただタダでする仕事だから……というわけではありませんが、警察に家出人の捜査を頼んだところで、成果が上がることはあまり期待できないでしょう。それというのも、刑事事件に発展するような可能性が高い事案でない限り、行方不明者の一人一人に対して、専従の捜査官がつくわけではないからです。

偶然に見つける程度の発見しか期待薄

受理された捜索願は、家出人の立ち回りそうなエリアを所轄する警察署や、派出所などに書類として回されます。そして、パトロールしている警察官などが一応、
“こういう家出人がいる”
という事実を頭の中に入れながら日常業務をこなしていきます。そんなところで、フラフラ街中を歩いている行方不明者を、たまたま見つけることもあるという程度です。

家出した本人が学生の場合は、友人知人のところに転がり込んでいない限り、生活能力はありません。だから警察に届けるだけでも発見される可能性は高いのででしょう。しかし社会人でひと通り生活する術を身に付けいてると、行方不明になったままということもあります。

警察が行方不明捜査に消極的な理由とは

警察がこうした消極的な捜査しかできないのは、行方不明者が多過ぎるというミもフタもない現実があるからなのです。日本国内で認知される行方不明者は、毎年8万人前後にもなります。8万人と言うと、「○○町」とか「○○村」というような地方自治体が、まるごと消失するような数です。

ホントにそんな規模で毎年行方不明者が出ているのか?と思う方もいるかもしれません。家族の家出の場合、捜索願を出したあとで家出した本人がひょっこり帰ってきた……というケースも含まれます。
ただ家出した家族をどうしても探したいのであれば、結果がどうなるか分からない警察任せにするのではなく、探偵を雇うほうが成果に繋がるでしょう。探偵は警察のような強制捜査権はありませんが、依頼のあった家出人を専属で探してくれるはずです。調査費用をかけるだけの働きを期待できます。

アノ人に会いたい!を叶えてくれるのが探偵

色んな理由で会いたい人を探し出すことも探偵の仕事です。同窓会の幹事をしたことがあれば経験があるかと思いますが、数年前まで同じクラスで毎日のように顔を合わせていた友人が、いざ連絡を取ろうとすると、本人はおろか実家の電話すら不通になっていて、まるで連絡が取れないこともよくあります。

調査依頼が多い過去の会いたい人とは

まぁ、同窓会レベルの話であれば、探偵を雇ってまで探す必要はないでしょう。しかしどうしても“あの人に会いたい”と思うケースもあるわけです。探偵業界で結構繁盛している依頼が、
“初恋の人探し”
になります。

社会に出て一生懸命働き、そこそこ出世もして金銭的にも余裕が出てきた男性辺りが依頼者となるケースが多いようです。学生時代に憧れていて、告白もできなかった子をふと思い出し、
(今どうしているのだろう?)
と若い頃に想いをはせると同時に、そんな“初恋の人”が現在どんな暮らしをしているかを知りたくなって、探偵に初恋の人探しを依頼します。

こうした初恋の人探しというのは、ターゲットになった調査対象者本人や家族などに、余程の不幸が降りかかっていない限り、調査はそれほど難しくはありません。日本は戸籍管理が整った国ですので、ちょっとしたノウハウを知っていれば、ターゲットは割合簡単に見つかるはずです。

初恋の人探し、問題点が目立つ案件

ただ問題は、依頼人が探している初恋の人とホントに会うことが幸せなことか?ということでしょう。探偵の仕事は“調べること”ですので、基本的に依頼人にターゲットの住所を報告すれば依頼は完了です。しかし会わなくなって何十年も経った初恋の人が、依頼人の予想通りとは限りません。

またターゲットとなった方も、何十年前に自分を好きだったという人物が、探偵を雇って探し出したという話を知ったら、それだけで敬遠する可能性もあるわけです。
したがって良識ある探偵であれば、最初の依頼段階から初恋の人を探す場合、まずはハッキリとした住所などは告知せず、相手の現在の姿を撮影したり、現在の暮らしぶりを報告するだけで調査を終了するように依頼人に納得してもらいます。

家族以外の人探しに、探偵業界はナーバス

依頼人がどうしても初恋の人との再会を望むのであれば、探偵がその仲介役を務めることも可能ですが、それはまた“別の仕事”となるわけです。
ちなみに初恋の人探しのように、依頼人が家族でもない人を探すことに関して、近年探偵はナーバスになってきています。

調査した結果、実際に殺人事件へと発展したケースがあります

それは依頼人自身がストーカーで、探す相手はそのストーカーから逃げている被害者だったりすることもあるからです。このケースで有名なのは2012に発生した「逗子ストーカー殺人事件」でしょう。別れた元カレがストーカー化し、しつこく被害者女性にイヤからせメールなどを送っていました。

被害者は他の男性と結婚したので、苗字も住所も変わっていたのですが、ストーカー男はネットを駆使して被害者の大体の住所を探し当ててしまいます。そして最終的に被害者の現住所を正確につきとめたのは、ストーカー男が雇った探偵だったのです。その結果、ストーカー男は被害者を殺し、自分も自殺してしまうという悲惨な事件へと発展してしまいました。

この事件以後、依頼人が家族以外の人の所在調査を依頼しにきた場合、依頼人との関係性を厳しくチェックするようになり、少しでも怪しいと思ったら、探偵はその依頼をお断りするのが現実となっています。

借金を踏み倒した奴の行方を捜せ!

借金をして行方をくらました相手を捜すという行方調査もあります。探偵に所在調査を依頼する依頼人は、家族や昔の初恋の人といった愛情を持って人を探したいと思っている人ばかりではありません。
ストーカーのターゲット捜しといったケースは論外ですが、
“借金を踏み倒して逃げている相手を捜し出したい”
という調査依頼であれば、引き受けてくれる可能性が高いでしょう。

警察は刑事犯罪の匂いがしないと捜査しません

「借金を踏み倒して逃亡したのなら、詐欺罪で警察に訴えればいいんじゃない?」
と思う方もいるかもしれません。ところがこうした被害を訴えても、即座に警察が動いてくれるのは、明らかに刑事犯罪の匂いがする場合に限られます。

たとえば金を貸した相手が偽名を使っていたとか、同じような被害を被った被害者が複数いるなど、逃亡した相手がはじめから金を返す気がなく、あきらかに被害者を騙していたと思える証拠が必要になるわけです。
そうした刑事犯罪として立件できるだけの証拠がない場合、
“警察は民事不介入”
という理由で、捜査してくれません。

警察が介入できない場合もあります

つまり単に“貸した金を返さない”というのは、民事上の<契約不履行>という行為にあたり、警察は介入できないことになります。ですから、借金をした相手が返済に困って夜逃げなどをして、行方をくらますわけです。だからといって借金を返さなくてもいいわけではありません。

警察なしも民事訴訟で権利を得る方法。そこで行方調査が

警察は動いてくれなくても、民事訴訟を起こせば裁判所は
「借りたモンは返せ!」
という公正な判決を下します。すると、借金をしている相手から強制的に財産を差し押さえるなどの権利を得ることができます。

ただ問題は民事裁判で勝ったところで、肝心の相手の行方がわからない場合は、お手上げです。裁判所は借金をしている相手を捜してくれたり、代わりに取り立てをしてくれるわけではありません。
そこで借金を踏み倒して逃亡した相手を探し出す必要がでてくるわけです。その所在調査に探偵を雇います。

もっともタダで犯人を捜してくれる警察とは違い、探偵の調査は有料です。1万円や2万円程度の金を取り立てるのに、わざわざ探偵を雇っていたら経費の方が高くついてしまいます。探偵を雇って借金相手を捜し出す場合、事前に十分な見積もりをとり、採算がとれるかどうかを検討しましょう。

まとめ~人が人を探す理由は様々!~

人が人を探す理由は色々で、捜し方も色々です。一緒に暮らしてる家族が急に帰ってこなくなったとか、結婚を前提につき合っていた相手と突如連絡が取れなくなってしまい、その人に多額の金を貸していたとか。緊急性や犯罪性のあるような場合、まずは警察に駆け込んだ方がいいでしょう。

連絡が取れなくなった古い友人・知人、あるいは初恋の相手など急に会いたいと思うこともあります。この場合は別に急ぐわけではありませんので、のんびりと連絡のつく相手から辿って自分で捜してもいいでしょう。そしてお金に余裕があるのであれば探偵を雇って捜すという手も使えますが、依頼人とターゲットの関係がハッキリしないと、探偵の方からやんわり断られる可能性もあります。

探偵が調査可能なのは、「家族」と「逃亡した債務者」を探す依頼

これは近年ストーカーが探偵を使って被害者の居場所を捜すといった、探偵自身が犯罪に利用される可能性を嫌うからです。依頼人とターゲットがアカの他人でも、依頼を引き受けてくれる可能性が高いモノは、借金をしたまま踏み倒して逃亡した債務者を捜すケースでしょう。

債務者は借金を踏み倒して逃げるのですから、債権者が追ってくることを想定しています。“追手”から逃げるために色々と工夫しているので、普通に捜してもそう簡単には見つかりません。

費用の見積もりなど、コストを考えて調査を検討しましょう

しかし探偵はキャリアとノウハウで債務者を追い詰めていくわけで、それなりに費用がかかります。ですから人捜しをする場合、警察に頼むか、地道に自分で捜すか、あるいは探偵を雇うか、見つかるまでの時間や費用を考えて決めましょう。

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