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浮気相手の身元調査どのように行われる?自分で行うリスクとは

浮気相手の身元調査どのように行われる?自分で行うリスクとは

浮気が発覚した場合、今後の離婚や慰謝料請求に備えて早急に浮気相手の身元調査を行う必要があります。

当記事では浮気相手の身元調査は自分でやる方法や、調査のプロである探偵に依頼する場合の費用、メリットなどを解説しています。

浮気相手の身元調査は自分でもできる?

結論から言うと、浮気相手の身元調査は自分で行うことも可能です。

探偵に身元調査を依頼すると、詳細は後述しますが30万以上の費用がかかることもあるので、出来ることなら自分でやりたい方も多いでしょう。

ただし、自分で調査を行うのは難易度が高いので失敗しやすく、また気づけば法律的に違法行為をしている、逆に不利になる事も多いです。

そのため、もし自分で浮気相手の身元調査をするなら、細心の注意を払う必要があるでしょう。

浮気相手の身元調査を自分でやる方法

状況にもよりますが、基本的に自分で浮気相手の身元調査をするなら以下の方法になります。

  1. 配偶者の携帯電話(スマホ)の通話履歴やメール(LINE)のやり取りを確認する
  2. 配偶者のSNSアカウントから相手の情報を集める
  3. カーナビやSuicaの履歴を確認する
  4. 配偶者の財布のレシートやカードの履歴を確認する
  5. 自宅に監視カメラを仕掛けて浮気相手の顔や名前を確認する
  6. 配偶者の張り込みや尾行をする

どの方法も浮気相手の身元、つまり名前や住所、勤務先といった個人情報を獲得するヒントとなります。

例えばLINEのやり取りから相手の本名が分かれば、ネットで検索することでFacebook等からその他の情報が得られます。

また、レシートやカーナビの履歴から行動範囲を予測できれば、張り込みをすることで浮気相手の情報が集められるでしょう。

1つの情報がわかれば身元調査は一気に進む

浮気相手が誰かなのか、住所や名前はなんなのか調べるのは最初は雲をつかむような話で非常に困難です。

ただ、調査により判明した情報を元に「会社の〇〇さんかも」、「本名は◯◯っていうんだ」といったヒントが分かれば、ネットで検索をかけたり尾行することで、有用な証拠や情報を得ることができるでしょう。

例えば同僚の〇〇さんが浮気相手ではないか、と予測できた場合は次のように一気に身元調査を進められるからです。

  • 毎週水曜日は残業で帰りが遅いので会社の入り口付近で張り込みをする
    →二人がホテルに入っていくのを確認したので撮影して証拠にする
  • 〇〇さんの名前で検索すると個人情報の載っているSNSが出てきた
    →SNSの情報を元に尾行することで、浮気相手の住所を特定できた

ただし自分で浮気相手の身元調査をするのはリスクが高い

しかし、先程軽く説明しましたが、自分で浮気相手をの身元調査したり、個人情報を特定するのは以下のようなリスクがあります。

  1. 素人の尾行はバレやすい
    →尾行がバレると会う頻度を抑えたり、やり方がより巧妙になるので証拠が押さえられなくなる
  2. 2人の行動範囲、時間によっては身元調査そのものが困難
    →例えば仕事のある昼間にしか会わない場合、働きながら調査をするのは不可能
  3. 夫婦であっても携帯電話やSNSを勝手に見るとプライバシー侵害に当たる
    →下手をすると逆に離婚や慰謝料請求で不利になるリスクがある
  4. 決定的な証拠がないため、「会っていたが仕事の相談をしていただけ」とシラを切られる
  5. 尾行や調査をした結果、ストーカー規制法や個人情報保護法の違法行為を犯してしまう

尾行に慣れておらず法律知識もない素人が身元調査をすると相手に感づかれたり、逆に法律違反で訴えられたり慰謝料請求をされるリスクがあります。

また、素人のスキルでは配偶者や浮気相手に調査がバレてしまい、警戒されることでプロであっても浮気の証拠を押さえられなくなる場合もあります。

素人でも身元調査をすることである程度の情報は集められるかもしれませんが、慰謝料の請求や接触禁止誓約書、離婚などに持ち込むには裁判で通用するレベルの確固たる証拠や相手の氏名、住所などが必要です。

これらを自分で調べるのは、個人情報の保護が厳しい今の時代はかなり困難と言えるでしょう。

そのため、費用はかかりますが探偵や興信所といった、身元調査のプロに依頼することをおすすめします。

浮気相手の身元調査を探偵に頼むメリット

  1. 慰謝料請求ができる
  2. 浮気相手の氏名や住所まで調査可能
  3. 浮気相手に「接触禁止誓約書」を書かせて二度とパートナーと接触しないようにできる

慰謝料請求ができる

パートナーの浮気で自分が精神的な苦痛を受けた場合は慰謝料請求ができますが、請求には裁判で通用する法的に有効な証拠が必要です。

しかし探偵であれば、慰謝料請求で証拠として見なされる証拠をしっかり用意してくれます。

浮気慰謝料の目安

なお、浮気の慰謝料は下記のようにケースによって金額が異なります。

  1. 離婚・別居をせずに夫婦関係を続ける場合:30万~100万円
  2. 離婚はしないが別居した場合:50万~100万円
  3. 離婚した場合:100万~300万円

一般的に婚姻関係は継続する1がもっとも慰謝料が低く、逆に離婚と鳴る3のケースは金額が多くなります。

なお、慰謝料は浮気相手だけでなくパートナーからも請求できますが、それぞれから受け取る金額の合計が慰謝料請求額を超えないように設定されます。

浮気相手とパートナーの両方から200万の慰謝料を取る、という事はできないようになっていますので注意しましょう。

探偵なら浮気相手の氏名や住所まで調査が可能

探偵は人探しや身元調査のプロなのでわずかな情報から浮気相手の身元を調べあげてくれます。

  • 浮気相手の氏名、住所、年齢など
  • 浮気相手の勤務先
  • 浮気相手のSNSのアカウント
  • 浮気相手の家族構成(独身か既婚か、子どもの有無など)
  • 2人が会っている場所
  • 2人が会っている時間帯

そのため、「浮気の慰謝料を請求しようとしたら浮気相手が逃げて請求不能になった」、「浮気相手が配偶者に教えていた名前が偽名で、請求ができなかった」というケースを防ぐことが可能です。

浮気相手に「接触禁止誓約書」を書かせて二度とパートナーと接触しないようにできる

「接触禁止誓約書」とは、特定の相手に対し二度と接触しないことを誓うための文書です。

公正証書にすることで法的にも有効な書類となり、浮気相手に対し、自分のパートナーに二度と接触しないように誓約させることができます。

また、逆に自分のパートナーに対して、浮気相手と二度と会わないように誓約させることも可能です。

自分で身元調査をして配偶者に「もう浮気はしないでくれ」と伝えたところで、一度浮気をした人間は手口をより巧妙にした上でもう一度浮気をします。

だからこそ「接触禁止誓約書」が有効なのですが、浮気相手の個人情報が判明しなければ「接触禁止誓約書」を発行することはできません。

一方、探偵や興信所は浮気相手の個人情報を得られるので、「接触禁止誓約書」に著名させることが可能です。

浮気相手の身元調査を探偵に依頼する費用(料金)目安

総額20万~30万前後となるケースが多い

浮気相手の身元調査を探偵に依頼した場合の費用ですが、総額で20万~30万円となるケースが多いです。

ただしこれはあくまでも目安なので、調査の難易度や期間、動いた探偵の人数でも変わってきます。

身元調査の費用はかかった時間と人件費で決まる

探偵事務所によって費用の算出方法は異なりますが、もっとも多いのは「探偵1人あたりの時間給×探偵の人数×調査にかかる時間」という方法です。

探偵1人あたりの時間給は1万5,000円~2万5,000円が相場と言われていますが、探偵事務所によって異なります。

また、調査は1人で行うと調査対象をロストしたり証拠を撮影できないリスクがあるので、2人以上で行うケースが多いです。

身元調査の費用の計算例

時間給が2万円の探偵2人が、1日5時間で2日間身元調査をした場合、費用は次のようになります。

2万円×2人 × 5時間 × 3日間=40万円

探偵事務所によっては上記の料金に交通費やガソリン代、画像データを保存するCD(DVD)の費用などが加算されます。

逆に料金に諸費用が含まれている探偵事務所もあるので、トラブルを回避するためにも見積もりを依頼する際に必ず確認しておきましょう。

浮気相手の身元調査の費用を抑える方法

少しでも調査費用を抑えるには、事前に少しでも多くの情報を提供することがポイントです。

例えば浮気相手といつ、どこで会うのかわかっていれば、探偵はその時間帯に周辺を張り込めば証拠となる写真(ホテルに出入りする瞬間の写真)を撮ることができます。

つまり、調査時間を大幅に短縮できるので、費用も数万円で済む可能性があります。

また、浮気相手が会社の同僚や趣味のサークルの◯◯さんという目星がついている場合も、相手の氏名や住所などの調査がスムーズに進むので費用を節約できます。

無理に聞き出したり違法行為をすることは避けるべきですが、事前にできるだけ自分で有益な情報を集めておき、尾行などはプロである探偵に頼むと良いでしょう。

特に次のような情報があると効果的です。

情報 内容
相手の氏名に関する情報 氏名(姓だけ、名前だけでもOK)
ニックネーム
イニシャル
SNSのアカウント(ハンドルネーム)
相手の住所に関する情報 住んでいるエリア
最寄り駅
など
勤務先(職業)に関する情報 パートナーと同じ勤務先かどうか
パートナーの取引先や仕事関係者かどうか
風俗店や飲食店の店員かどうか
習い事やジムなどのスタッフかどうか
など
相手の外見に関する情報 浮気相手の写真や画像
身体的な特徴(背が高い・低い、やせ型、ロングヘアなど)
浮気場所に関する情報 2人がよく会うと思われる場所
(飲食店、カフェ、ホテル、公園、駅など)
浮気の日時に関する情報 浮気していると予測される日時
(毎週金曜日の夜、第2日曜日など)

気になる点は自分の手帳やカレンダーなどにメモしておきましょう。

また、パートナーが誰かと電話で話している様子も聞いておきます。ニックネームや待ち合わせの駅名などが出てきたらメモしておきましょう。

浮気相手の身元調査まとめ

浮気相手の身元調査は自分でもある程度は可能ですが、リスクや法的に有効な証拠を用意するとなると、やはり探偵や興信所に依頼するのが無難です。

ただ探偵は高額な費用がかかりますので、調査を依頼する前に自分でいくつか情報を集めた上で、複数の事務所に見積もりを出したり無料相談相談をしましょう。

探偵事務所によっては「定額プラン料金」を設定しているところもあるので、身元調査が長期間に及びそうな場合は最初から定額プランを依頼した方がお得になることがあります。

まずはお住まいの地域の探偵事務所、複数に相談してみることをおすすめします。

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