探偵の基本知識
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モンスター隣人や迷惑なご近所トラブルは探偵で証拠を押さえるのがポイント

モンスター隣人や迷惑なご近所トラブルは探偵で証拠を押さえるのがポイント

「遠くの親戚より近くの他人」というように、ご近所さんとは日々いい関係を築くことで、イザというとき互いに助け合える間柄になれます。また日本ならではなのが、「お互い様」という風潮です。ところが近年現れたのが「モンスター隣人」と呼ばれるトラブルに発展してしまうご近所さん。ご近所トラブルの解決には、証拠を押さえた上での交渉が大切です。そんなとき、探偵の出番です。

近所や隣人のトラブルの例

「近所の人とは、いい関係を築いて助け合って…」と考える人が多いものの、現実にはさまざまなトラブルが発生しています。

ご近所・隣人トラブルには下記のように多くの種類があり、中にはテレビで報道されるような深刻なものや犯罪につながるものもあります。

  • 音(騒音)や大声に関するトラブル
  • 子どもに関するトラブル
  • ペットに関するトラブル
  • ゴミに関するトラブル
  • 車(自動車、バイク、自転車)に関するトラブル
  • 集合住宅の共有スペースに関するトラブル
  • 土地の境界線や庭木などに関するトラブル
  • 盗撮や盗聴などプライバシーに関するトラブル

では、これらを具体的に見ていきましょう。

音(騒音)や大声に関するトラブル

近所のトラブルで多いのが「音の問題」です。よくニュースで報道されているように、ベランダでわざと大声を出したり、音楽を大音量で流したりといった明らかに嫌がらせと言えるものから、夜間の掃除機の音やドアを開け閉めする音が気になるといった生活音に関するものまでさまざまです。また、防音対策がしっかり施されていない部屋での楽器練習もご近所に迷惑がかかります。

子どもに関するトラブル

集合住宅の場合は子どもの足音や泣き声、オモチャを使う音などが気になり、苦情を言ってくる人がいます。また、近所の子ども同士が遊んでいて、ケガをさせたというケースもあります。いじわるをされたり、オモチャを取られたり……といったことが原因で、親しかった近所の人との関係が悪化する事態も否めません。

子どもを巡るトラブルは近所の問題にとどまらず、学校生活にも影響することがあります。

ペットに関するトラブル

ペットに関するトラブルもよく見かけるケースです。集合住宅の場合は「ルールを守らない」「鳴き声がうるさい」「悪臭がする」といったトラブルがあります。

戸建住宅の場合は、隣人の飼っているペットが自分の敷地に入ってきて糞尿をするとか、隣家のペットがわが家の小動物を威嚇するといった問題が起こります。また、普段はおとなしいペットでも、些細なきっかけが原因で噛みつく場合があります。しっかりリード(ヒモ)でつないでいないために逃げ出して人に危害を与えることやリードが長くてペットが急に通行人に近づいて噛みついたという事例もあります。

散歩のマナーに関しては隣人だけでなく、周辺住民に迷惑をかけるケースがあります。最近ではペットの多頭飼いが問題になっています。

ゴミに関するトラブル

ゴミ問題は自治体のゴミ出しルールを守らないといった比較的小規模の問題からゴミ屋敷という大きな問題まで様々です。ゴミ出しのルールに関しては、自治体ごとに出す曜日や分別の仕方などが細かく決められています。しかし、そのルールを守らないとカラスや動物が荒らしに来て、ゴミが散乱し周辺住民に迷惑がかかります。

また、家の敷地内やマンション・アパートの廊下などにゴミを放置するのも、悪臭や虫、カラスなどの問題の原因になります。大きな問題としては、ゴミ屋敷があります。ゴキブリやハエ、ネズミの発生、悪臭などで近隣住民に多大な迷惑がかかります。さらには道路にまでゴミがあふれ出て通行の妨げになるケースもあります。

車(自動車、バイク、自転車)に関するトラブル

自動車やバイク、自転車に関するトラブルも多く見られます。自動車やバイクの場合は、家の前に駐車して近隣住民の通行の邪魔になったり、隣人の書庫入れを妨げたりといったケースがあります。

また、自動車やバイクの騒音も問題になります。自転車の置き場所も近隣住民との間でトラブルになるので注意が必要です。一方、自動車やバイクを傷つけられたとか、自転車をパンクさせられたといった嫌がらせも多く発生しています。

集合住宅の共有スペースに関するトラブル

エレベーターやポスト、エントランスなどマンションやアパートの共有スペースに関しては、「大声を出さない」「タバコは禁止」などのルールが物件ごとに決められています。それらを守らないことで、トラブルに発展します。誰かがポストから郵便物を抜き出しているといった問題もあります。

土地の境界線や庭木などに関するトラブル

戸建住宅では土地の境界線にまつわるトラブルがよく発生します。「隣人がうちの敷地内に物を置いている」「勝手にうちの敷地で野菜を作っている」といったケースがあります。

また、隣家の植木の枝が自分の敷地内に伸びてきて困っているという事例も多発しています。隣家の庭木を勝手に切ることはできず、かと言って切ってもらうように頼んでも対応してくれないといったケースです。

盗撮や盗聴などのプライバシーに関するトラブル

近隣の住民が自宅内を撮影したり、こっそり盗聴器を仕掛けたり……といったトラブルもあります。とくに最近は高性能のカメラや盗聴器が比較的安く購入できるため、興味本位で行う人がいるようです。

しかし、こういった行為は空き巣やストーカーに発展する可能性があるため、早い段階で防ぐことが大切です。

モンスター隣人の事例

上でご紹介した事例はちょっとした不注意が元で起こるものもありますが、中には下記のようにしつこく何度もトラブルを起こす「モンスター隣人」と呼ばれるようなケースもあります。

  • 些細なことに腹を立てた隣人が夜中に何度も壁を蹴って眠れない
  • 近所に聞こえるほどの大声で悪口を言いふらす
  • 家の前の道路をふさいで行き来できないようにする
  • 自分の敷地に隣人がわざとゴミを捨てる

こういった迷惑行為はいわゆる”変人”と呼ばれる人のしわざだったり、認知症が原因でやっているケースなどがあります。

モンスター隣人の特徴は話し合いに応じないこと

しかもモンスター隣人のやっかいなところは、話し合いに応じないという点です。当人同士が話し合うとさらに怒りを増長させ、嫌がらせがエスカレートしてしまいます。誰かに仲裁に入ってもらっても変な理屈を言って応じようとしません。それだけにやっかいな存在と言えます。

ご近所・隣人のトラブルの対策

このようにご近所トラブル、隣人とのトラブルは小さな事例から大きなまで内容まで幅広くあります。
もしこれらのトラブルに巻き込まれたら、どうすれば良いのでしょうか。

トラブルの内容にもよりますが、いきなり警察沙汰にするのは控えたいものです。今後も末長く近所で住んでいくのですから、お互いに歩み寄って解決の道を探ることが大切です。

その場合、次のような段階を踏んでいくと良いでしょう。

  1. 相手側に悪意があるのか、知らずにやっていることなのかを確かめる
  2. 何度も繰り返される場合は、こちらに落ち度がないかを考えてみる
  3. その上でやんわりと注意をうながしてみる
  4. どうしても迷惑行為が収まらない場合は交渉する
  5. 当事者同士で解決できない場合は管理人(集合住宅の場合)や自治会の役員などに相談する
  6. 事例によっては自治体で相談に乗ってくれる場合があるので聞いてみる
  7. それでも解決しない場合や証拠が必要な場合は弁護士や探偵に依頼して調査してもらう
  8. 物的被害や人的被害がある場合は証拠を添えて警察に相談する

このような流れで少しでもスムーズな解決を目指していきましょう。

当事者同士で話し合わない方が良い場合もある

まずは自分から相手側に迷惑であることを申し出ますが、なかなか言いにくいものです。その後の人間関係にヒビが入るのも困りますね。

そこで、集合住宅の場合は管理会社に連絡してみましょう。それぞれの物件ごとに決められたルールがあります。相手がそれを守っていないときは管理会社から注意してもらいましょう。

一戸建住宅の場合は自治会などに相談するといいのですが、自治会によっては個人間のトラブルには介入しないというところがあります。かと言って、直談判するのは後々のことを考えると二の足を踏んでしまいますね。

そんなときは専門家に相談してみましょう。

相手がわからない場合

また、トラブルの内容によっては、相手が誰かわからないというケースがあります。

  • 夜間に家の前に誰かがゴミを放置した
  • 家族は誰もタバコを吸わないのに家の敷地内に吸い殻が投げ捨てられている
  • 家の塀に落書きされている
  • ポストから郵便物が抜き取られたようだ
  • ペットの糞が家の周辺に放置されている
  • 自動車に傷をつけられた

何となく心当たりがあるケースもあれば、まったく心当たりがないというケースもあります。そんなときはしっかりした証拠を押さえることが重要になります。

ご近所のトラブルを自分で解決するのは難しい!

嫌がらせやトラブルの相手が誰かはっきりしている場合でも、自分から直接交渉するのは勇気がいりますし、下記のように場合によっては逆効果になってしまいます。

  • 迷惑をかけているつもり(自覚)がなく、交渉しても反省しない
  • 「証拠があるのか!」と詰め寄られる
  • 「あなただって〇〇でうちに迷惑をかけている」と逆切れされる
  • 「あなたは誰にも一切迷惑をかけずに生きているの?」と反論される
  • 迷惑行為はなくなったが、その後無視され挨拶もされない
  • 近所に悪口など誹謗中傷を言いふらすようになった
  • 迷惑行為がさらにエスカレートした

特に証拠がない場合や、人によって感じ方が違う音やニオイなどは交渉しても解決が難しくなります。

ご近所トラブルの相談はどこにすればいい?

土地の境界線を巡るトラブルは各自治体の役所などで相談してみましょう。「苦情相談窓口」などがあるので、そこで話を聞いてもらいます。また、法律の専門家に相談するのも良い方法です。

一方、証拠を提出することで交渉が有利になる場合は、探偵に依頼して証拠を押さえましょう。探偵事務所の多くは弁護士事務所と提携するなど法律に関しても詳しいので、その後の対策の相談もできます。

ご近所・隣人トラブル調査を探偵に依頼するメリット・デメリット

ここまでご説明してきたように、ご近所・隣人に関するトラブルは幅広く、解決が難しいものです。特に相手が悪質な場合は、個人同士の交渉ではさらに関係が悪化してしまいます。そんなときは探偵事務所に相談するという方法がおすすめです。

ご近所・隣人トラブルの調査・相談を探偵にするメリット

まずメリットとしては、次の点があげられます。

  • 探偵は顔がバレていないので、怪しまれずに調査できる
  • 高性能な機器(カメラや録音など)で証拠をきちんと残せる
  • 留守中や夜間でも調査してくれるので安心
  • 解決までのアドバイスが受けられる

ご近所・隣人トラブルの調査・相談を探偵にするデメリット

一方、下記のようなデメリットがあります。

  • 費用がかかる
  • プライベートなことも話さなければいけない
  • 調査はしても家宅捜査(相手の家に入り込むこと)や逮捕はできない
  • 「探偵を使った」ということで、相手側との関係をさらに悪化させる可能性がある

探偵には禁止されている行為や制限があるので、警察のような家宅捜査や逮捕はできません。探偵は依頼された内容を調査して依頼主に報告するのが主な仕事であるということを理解しておきましょう。

隣人トラブルに警察は動いてくれない?

「探偵の業務に制限があるのなら警察に相談できないか」と考える人がいるかも知れません。市民の安全を守るのが仕事の警察ですが、動けるケースとそうでないケースがあります。

隣人トラブルで警察が動くケース

次のようなケースは警察が動いてくれる可能性があります。

事例 具体的な内容
器物破損 ・窓を割られたり壁を破損されたりした場合
・自動車をパンクさせられたり傷をつけられたりした場合
傷害 直接相手からケガを負わされたり、落下物などで傷を負わされたりした場合
盗難 ・自動車や自転車の盗難
・貴重品(現金、通帳、宝石など貴金属、絵画、盆栽など)の盗難
盗撮 望遠カメラなどで室内を撮影している
脅迫 クレームをつけて対応しないと〇〇すると脅す

警察に相談する場合は証拠が必要

上記のように犯罪に該当する場合は警察は動いてくれますが、証拠がないとすぐには動いてくれません。

しかし、自分で確たる証拠を押さえるのは難しいものです。24時間ずっと家の周辺を見張っているのは無理ですし、防犯カメラを設置しても死角や暗くてうまく撮れていないということもあります。

隣人トラブルで警察が動いてくれないケース

次のようなケースは犯罪ではないため、警察に相談しても動いてくれません。

  • 赤ちゃんの泣き声がうるさい
  • タバコのニオイが気になる
  • 夜中に掃除機をかける
  • ペットの糞の不始末
  • 隣の庭木がわが家の敷地に伸びている
  • 盗聴されている

盗聴は犯罪ではないので警察は動かない!

盗聴されているとわかると不気味ですし、その後の生活も心配になってしまいます。しかし、「盗聴行為」は犯罪ではありません。そのため、警察に「盗聴されている」と訴えても動いてくれることはありません。

ただ、盗聴器を仕掛けるために家に勝手に侵入した場合(住居侵入罪)や家の一部を破損させた場合(器物破損罪)は警察に相談すれば動いてくれます。その場合も証拠があると捜査がスムーズに進むので、ぜひ証拠を残しておきましょう。

ご近所トラブルの調査や証拠を押さえるには探偵がおすすめ

家宅捜査や逮捕はできないにしても、確たる証拠を押さえるのはご近所トラブルの重要なポイントです。

ご近所のトラブル解決に有効な証拠とは

特に次のようなものは有力な証拠になります。

  • 迷惑行為をしている様子が映っている写真や動画
  • 騒音測定器を使った騒音調査
  • 悪口や暴言などを録音した音声
  • 周辺住民への聞き込み

このような調査は自分では難しいですが、探偵なら高性能な撮影機材があり、調査のノウハウもあるので安心して任せられます。

モンスター隣人の対応はどうすればいい?

相手が交代勤務などで夜間に掃除機や洗濯機をまわすとか、赤ちゃんが夜泣きをして近所に迷惑をかける……など、ある程度は仕方のないことですし、やんわりと苦情を言えばそれ以降は気をつけてもらえます。

ところがモンスター隣人はそういった申し出や常識が通用しない相手です。その場合の対策はどうすればいいのでしょうか?

隣人トラブルは管理会社や役場に相談

マンションやアパートの場合は管理会社に相談します。自分たちだけではなく周辺住民でもモンスター隣人に悩んでいる可能性がありますから、近隣や上下階に住んでいる人にそれとなく聞いてみて、みんなで申し出るとより効果的です。

一戸建て住宅の場合は自治会や自治体(役所)に相談してみましょう。特にゴミ問題や交通の妨げになるような場合は、きちんと対策を取ってもらう必要があります。

それでも解決しないのがモンスター隣人!

自治会や自治体がいくら言ってもモンスター隣人は態度を変えない、というケースも中にはあります。

地域の自治会や自治体には強制力がないということを見越しているのか、まったく平気な顔をしてその後も迷惑行為を続けるのです。だからこそ「モンスター」と呼ばれるのでしょうが、まったく困った問題です。

隣人トラブルを弁護士に相談

物を壊されたり、傷をつけられたりといった場合は、損害賠償請求ができます。また、騒音で眠れない場合や誹謗中傷で精神的に参ってしまったという場合は慰謝料の請求が可能です。そんなときは弁護士に相談するといいのですが、相談や着手するだけでも費用がかかります。

まずは探偵事務所に相談して証拠を押さえるといいでしょう。証拠があれば役場や弁護士事務所、警察に行く際にも有利に話が進められます。

まとめ

人間関係が希薄になる現代社会ではご近所での助け合いが減少し、些細なことでトラブルに発展するケースが増えています。

夜中の掃除機の音がうるさいといったケース、ベランダから物を投げて人に当たったという傷害事件になるケース、さらにはゴミ屋敷の問題などご近所トラブルは様々です。

このようなトラブルを解決するには、やんわりと相手に申し出ますが、応じてくれないことがあります。また、器物破損や傷害など犯罪につながるものでない限り、警察は動いてくれません。

そんなときは管理会社や自治会、役場などに相談してみましょう。それでも効果がない場合は探偵事務所に相談して証拠を押さえるのが有効です。確たる証拠があれば役場や警察も動いてくれる可能性があります。また、探偵事務所から弁護士を紹介してもらって損害賠償請求につなげることもできます。ひとりで悩まずに、まずは相談してみましょう。

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