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子供が帰ってこない、行方不明の場合まずは警察へ|親が取るべき8つの行動も紹介

子供が帰ってこない、行方不明の場合まずは警察へ|親が取るべき8つの行動も紹介

子供が帰宅時間になっても帰ってこない、ちょっと目を離した間に居なくなってしまった場合、記事でも紹介していますがまず警察に連絡し、捜索願を出しましょう。

子供の行方不明は捜索開始が早いほど見つかる確率が高い傾向があるので、1日1分でも早く動き出すことが重要です。

子供が帰ってこない、行方不明の場合まずは警察に捜索願を出そう

子どもが門限を超えても帰ってこない、無断で家出をするタイプじゃないのに帰ってこない場合、何らかの事件や事故に巻き込まれている可能性があります。

そのため、まずは警察に捜索願を出しましょう。

状況から誘拐や性犯罪といった事件性があると判断した場合、警察が捜査をしてくれます。

ただし警察は事件性がない場合はあまり動いてくれない

しかし、警察が動くのは基本的に事件性があると判断した場合のみです。

事件性を証明する何らかの証拠、条件が揃っていない場合は、せいぜい見回りを強化したり、見回り中に捜索願の子供と思われる子を見かけたら声掛けをする程度のことしかしてくれません。

これは警察が怠慢をしているのではなく、子どもの捜索願にまで本格的な調査をするだけの人手がないためです。

子どもが家出をして帰ってこない、といった事件性のないケースでは、残念ですが捜索はしてもらえないと考えたほうが良いでしょう。

警察が動かない場合は探偵に依頼する

事件性のある行方不明という証拠がなく、警察も思うように動いてくれない場合は探偵に依頼するのも手です。

捜索の規模や日数に応じた一定の費用はかかりますが、警察が動いてくれない案件であっても探偵は探してくれます。

また、探偵の中でも人探しに精通している事務所であれば、行方不明になった子どもを探すノウハウが充実しているので早期の発見が望めるでしょう。

周辺の聞き込みや警察犬の使用、現場調査といった警察に望んでいたであろう様々な調査を探偵はしてくれます。

ただし、探偵を依頼する際は探偵業の許可を得ている事務所や、料金体系が明確な事務所に依頼することをおすすめします。

子供が行方不明の時に警察や探偵に依頼する以外の探し方

同じ学校の友達やクラスメイトに聞く

子どもが帰ってこない場合、実は子どもの友達から情報を集めると発見されるケースが非常に多いです。

同じ学校の子どもは行動圏も似ているので、「◯◯君と遊んでいるのを見たよ」「教室で△△君の家に行くって話してるのを聞いたよ」といった情報が集まります。

子どもが帰ってこない原因が家出だった場合、この方法で見つかるケースは多いです。

もし子どもに兄弟がいれば、兄弟の友達にも連絡しても良いでしょう。同じ学校に通っているので、学年が違っても顔を知っていて情報が集まるケースもあるからです。

また、事件性のある行方不明であっても、同じ学校の友達なら行動範囲が似ているので「◯時頃に△△でおじさんと話してるのを見たよ」という情報が得られることもあります。

お金の動きを調査する

直接子どもの居場所を発見する事には繋がりませんが、お金の動きを調査することで行方不明の原因が誘拐なのか、それとも家出や遊びに行ってるだけなのか絞り込むことができます。

子ども預金口座があればキャッシュカードや通帳、親のクレジットカードが家から無くなっていないか、財布の中身が減っていないか調べましょう。

もしキャッシュカードが無くなっていれば、事件性のある行方不明でなく子どもが自分の意志で帰ってきてない可能性が高いです。

また、通帳の履歴を確認して、行方不明になった前日などにお金を下ろしていないか確認するのもおすすめです。

親族に連絡する

子どもが家に帰ってこないのはこっそり親族の家に行っているケースもあります。

父親や母親以外にも親戚などの家に行き、両親には言えない悩みを相談しに行っているケースは少なくありません。

この場合は親族も子どもの意思を尊重して家に来ていることを一時的に隠すので、親からすると行方不明になったと慌ててしまいます。

親族が電話に出てくれないときは、メールやSNSを利用して子供が行方不明になっていることを伝えましょう。

GPSやアプリで居場所確認

携帯やスマホを持ち歩いている場合、GPSやiCloud(iPhoneのみが使えるアプリ)で居場所を特定できます。

今どこに居るのかなど大体の位置がわかるため、行方不明になった子供を早急に見つけ出すことができます。

※iPhoneのみが使えるアプリiCloudは、位置情報がONの状態に設定しておくと電源が切れても最終電波の位置を確認できます。

SNSで探す

自力で探し出すことが難しい場合は、SNSでいろんな人へ助けを求めるのも一つの手段です。

SNSは不特定多数の人が利用しているので、服装や特徴を公開すれば目撃情報が集まる可能性もあります。

ただ見つけてもらうには子どもの個人情報を詳しく掲載する必要があるため、逆に誘拐や性犯罪などに巻き込まれる可能性もゼロではないことも頭に入れておく必要があります。

子どもが行きそうな場所を捜索する

事件性がない場合、警察は捜索をしてくれないので親が自身の足で探しに行く必要も出てきます。

家出をするつもりがなくとも、子どもがずっと行ってみたいと思っていた場所に勝手に行っているケースもあります。

一例

  • 図書館
  • 漫画喫茶
  • ゲームセンター
  • ファミレス
  • カラオケ
  • 商業施設

特に小学生以上になると活動できる範囲がグッと広がるため、家出や誘拐じゃなく勝手に遠出している可能性も考慮する必要があります。

例えば筆者の息子は親子でゲームセンターに行くのが好きで、門限を過ぎても帰ってこないと思ったら塾帰りにこっそりゲームセンターで遊んでいた…というケースがありました。

子どもの財布がない、お金が抜かれている場合は子どもが行きそうな場所に目星をつけて創作をするのも手でしょう。

チラシ(ビラ)を作って配る

数時間経っても子供が自宅に戻らない、友人や学校なども行き先がわからない場合はチラシを作って駅前などで配るのも効果的です。

よく子供の行方不明で行われる探し方ですが、子供を見つけ出した人への報酬のあり・なしで手がかりになる情報は大きく変わります。

行方不明になった子供のチラシ作成は、500枚で約3万円の費用が発生するので作るときは、有力な情報を得るためによく考える必要があります。

子供が行方不明の場合に見つかる確率は?

子どものみを対象としたデータはありませんが、警視庁の「行方不明者の状況資料」によると、捜索願の受理から7日間でおよそ50%の方が見つかっています。

これは行方不明で捜索願を出したけど、単なる家出で数日後に帰宅した…というケースも含まれています。

参考:令和2年における行方不明者の状況

年間の子どもの行方不明者は約1,200人もいる

なお警察庁の同データによると、毎年の行方不明者は約80,000人~90,000人います。

このうち、9歳以下(子ども)は約1,200人となっており、1日におよそ3~4人の子どもが行方不明になっている計算です。

そして警察へ捜索願が出されてから見つかるまでの人数は、日数が長引くごとに低くなっています

所在確認 所在確認
受理当日 31,829人
2~7日 24,394人
8~14日 2,572人
1~3ヶ月 2,811人
3~6ヶ月 1,529人
6ヶ月~1年 1,499人
1~3ヶ月2年 1,279人
2年~ 2,688人

※所在確認の人数は、子供を含めた大人の総数

行方不明になった子供を捜索するのに時間がかかるほど、無事に見つけ出せる確率が低くなってしまうことがわかります。

そのため、早い段階で警察への捜索願の申請や、警察が動いてくれない場合は探偵などを活用するのが大事と言えるでしょう。

子供が帰ってこない、行方不明になる主な原因

学校のいじめ

いじめが原因で帰ってこない子どもは、家に遺書などを残しているケースが多いです。

行方不明になった後、自ら命を絶ってしまう子供も少なくないので、早急に捜索をする必要があります。

よく「昔と今のいじめは違う」と言われますが、具体的な違いは肉体的と精神的ダメージに大きな差があると判断できます。

今のいじめはSNSなど影による集団的な追い詰めが多いため、心に深い傷を負ってしまう子供が増えています。

他人事のニュースではなく、もしかすると自分の子供が行方不明になったのは、いじめが原因という可能性もあります。遺書があれば警察に見せる、探偵に依頼するなどあらゆる手段で子供を早急に見つけましょう。

家庭環境

両親のケンカや子供への虐待など、家族環境の悪化は子供にとって良い環境とは言えません。

まだ物心ついていない子供だから大丈夫ではなく、子供は生まれたときから周囲の環境で性格や考え方が変わってきます。

家族に相談したいことがあるのに言えない、話すと暴力や暴言を言われる家庭は、自分の居場所を見つけるために自ら行方不明になる可能性も考えられます。

迷子

小学校低学年や幼稚園・保育園児の年長さんは、自分の家や名前も言えるのでしっかりしているように見えますが、この年代の子が一番迷子になりやすいとも言えます。

不特定多数が集まるお祭りやショッピングモールなど、家族とはぐれて迷子になったところを誘拐されてしまうケースもあります。まだ目や手が話せない未満児の子供だけではなく、子供が小学校のうちは迷子にならないように気をつけましょう。

恋愛関係

中学生以上の子供に多いのですが、恋愛関係がうまく行かずに行方不明になってしまう子も多いです。失恋などのほか、彼氏や彼女と一緒にどこか知らない場所へ行くなど、駆け落ちによる理由もあります。

とくに年上の人と恋愛をしている子供は、大人の仲間入りできたと気持ちが高ぶり、家出や行方不明などになってしまうケースをよく見かけます。中にはネットで知り合った顔や素性がわからない人に会いに行く子供もいるので、事件などに巻き込まれないように注意が必要です。

誘拐

家の前で子供は遊んでいるから大丈夫ではありません!誘拐や拉致は、大人が目を少し離しただけでも起こります。

犯人から身代金など金銭の要求で解決できるならいいのですが、最近は殺人事件など日本も物騒になりつつあります。くれぐれも子供から目や手を離さないようにしてください。

子供が帰ってこない、行方不明まとめ

日本では毎日3~4人の子供が行方不明になっています。

すぐに見つかる迷子や家出が多いものの、事件に巻き込まれ数日経っても見つからないケースも少なくありません。

子供の行方不明は見つけ出すまでスピードが大事なので、自力で見つけられない場合はすぐに警察に捜索願を出しましょう。

そして警察が動いてくれない場合は、信頼のできる探偵事務所へ相談することもおすすめします。

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