探偵の基本知識
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盗聴器発見、自分では難しい!探偵への調査依頼がベストだが料金は?

盗聴器発見、自分では難しい!探偵への調査依頼がベストだが料金は?

最近の盗聴器は高性能化し、気づかないうちに設置、盗聴されています。企業の機密事項、浮気相手や恋人との会話、ストーカーの犯罪など盗聴器設置の目的はさまざまですが、知らない間に誰かに話を聞かれていると思うと恐怖を感じますね。 巧妙に仕掛けられた盗聴器を自分で発見するのは困難です。そんなときは探偵に相談してみましょう。このページでは盗聴器の発見を探偵に依頼した場合の料金についてご説明します。

あなたの会話が盗聴されているかも?

「盗聴」は他人事だと思っている人が多いかも知れません。しかし、かなり身近で起こっています。

盗聴が疑われるケース

盗聴器そのものを目にしていなくても、さまざまなシーンで「もしかして盗聴されているのかも?」と感づくことがあります。下記の点で思い当たることがあれば、盗聴の可能性を疑ってみましょう。

  • 自分と会話した相手しか知り得ない話の内容を第三者が知っていた
  • いつも誰かに後をつけられている気がする
  • 自分の予定を周囲の人が知っている
  • 自宅近くに不審な車が長時間停車している
  • 室内に見慣れないモノやコンセントがある
  • 家具の位置がずれている
  • 室内に誰かが入った形跡がある

盗聴は個人だけでなく企業が狙われることもあります。企業秘密をライバル企業に盗聴されたり、社内のライバル社員に取引先との会話を盗聴されたり…と油断ができません。

賃貸住宅は要注意

特に自分が盗聴のターゲットにされていなくても、賃貸住宅では入居する前から盗聴器が設置されていたというケースもあります。コンセント型の盗聴器は取り外さない限り、盗聴が可能です。この場合、設置するのは次のような理由が考えられます。

  • 以前住んでいた人が退去前に盗聴器を設置し、次の入居者の動向を探ろうとしている場合
  • 以前の入居者が盗聴されて、退去後も盗聴器がそのまま設置されている場合
  • 賃貸住宅の管理人が盗聴している場合

管理人が入居者の会話を盗聴するなどあってはならない話ですが、実際に起こっていることです。賃貸物件に入居する前は、盗聴器の調査をしてもらうと安心でしょう。盗聴器の設置は賃貸物件だけではありません。持ち家やオフィスにも設置が可能です。

盗聴器の調査や発見は自分でもできる?

盗聴器はホームセンターやバラエティショップでも販売しています。ネット通販でも、さまざまな種類のものが手に入ります。これらは簡易に設置できるので、配偶者や恋人の浮気を疑う場合など手軽に使う例も見られます。

「簡単に設置できるものなら、逆に自分が盗聴された場合でもすぐに見つけられるだろう」と安易に考えていませんか?ところが最近の盗聴器はかなり高性能かつ巧妙になっています。

盗聴器の種類と特徴

まずは盗聴器の種類を知っておきましょう。盗聴器は大きく分けて「有線式」と「無線式」「録音式」があり、それぞれの特徴は下記の通りです。

盗聴器のタイプ 特徴
有線式 ・マイクで収音し、コードでつないだ盗聴器で会話を聞くタイプ
・設置のために配線工事などが必要なので、コードが届く範囲しか盗聴できない
無線式 ・コンセント内蔵型、電卓やマウスに内蔵したものなど
・無線電波を使って音声を離れた場所で聞くため、電波が届く範囲なら盗聴が可能
録音式 ・ICレコーダーなど
・事前にICレコーダーを室内に設置したり、ポケットに隠し持ったりして会話を録音する

盗聴器の種類によっては、自分での発見は困難

一概に盗聴器と言っても、その性能や特徴が異なります。それぞれの種類によって、発見の難易度も違ってきます。

無線式は発見がカンタン⁉

一般に多く出回っているのは無線式の盗聴器です。これはコンセントだけでなく、電卓や起き時計、リモコン、額縁など室内にある家具や備品に簡単に設置することができます。

価格が安く、しかも数百メートル離れた場所でも盗聴が可能です。簡易なものはFMラジオの周波数を利用したものが多いので、室内でラジオをつけてみて「ハウリング」という不快な音が聞こえたら、盗聴器が仕掛けられている可能性があると考えられます。

最近の無線式盗聴器は巧妙化している

ただ、上記のようにFMラジオを使って発見できるのはFMラジオと同じ周波数を使った盗聴器だけです。実際にはVHF帯やUHF帯などの周波数を使ったアナログ式盗聴器もあり、これらはFMラジオとは異なる周波数なのでラジオを使って発見することはできません。また、デジタル電波を使っている盗聴器の発見は、専門の装置と知識が必要です。自分で見つけるのは難しいと言えるでしょう。

有線式盗聴器の発見、自分では困難…

さらに有線式盗聴器は電波を使っていないため、ラジオや盗聴器発見機に反応しません。設置には配線などの工事が必要なため、設置現場を見ていない限り、発見することは難しいでしょう。

盗聴器の発見は、どんな業者がおすすめ?

では、盗聴器を発見してもらうには、どのような業者に依頼するのがいいのでしょうか?盗聴器の調査や発見を請け負っている下記の業者について詳しく見ていきましょう。

  • 盗聴器発見・撤去業者
  • ホームセキュリティ業者
  • 引越し業者
  • 探偵業者

盗聴器発見・撤去業者

盗聴器の発見や撤去を専門に行っている業者で、防犯機器の販売や設置も一緒に行っていることが多いようです。また、企業の情報漏えい・危機管理のコンサルタントなども取り組んでいます。

盗聴器の調査や発見、撤去はしてくれますが、「誰が」「何のために」という探偵のような調査はしてくれません。その点がデメリットと言えるでしょう。

セコムやALSOKなどセキュリティ会社の盗聴器調査

セコムやALSOKなど大手ホームセキュリティ会社でも盗聴器の調査・発見を行っています。最近のホームセキュリティ会社は盗難防止だけでなく、高齢者の見守りや長期不在宅の郵便受けの郵便物回収・見回り、在宅病人の緊急呼び出しなど幅広いニーズに対応しています。そのひとつとして盗聴器の調査があります。こうして大手が手掛けている状況を見ても、盗聴器が身近なものになってきた証しと言えるでしょう。

大手セキュリティ会社の場合、盗聴器の調査にとどまらず、その後のホームセキュリティの相談や依頼ができるというメリットがありますが、料金の高さがデメリットです。

引越し業者の盗聴器発見サービス

引越し業者が盗聴器の調査をするというのは意外かも知れませんが、上記でもご紹介したように賃貸物件は盗聴器が設置されているケースが見られます。

そのため、入居前に盗聴器の調査を希望する人が増えているのです。そこで引越し業者の中には「盗聴器発見サービス」を実施しているところがあります。

引越し業者の調査は簡易調査

ただ、引越し業者の盗聴器発見サービスは簡易な調査のみになります。この程度なら市販の盗聴器発見機を使って自分で調べるのとあまり変わりはないでしょう。

しかも、盗聴器が発見された場合でも、撤去は別料金になってしまいます。盗聴器発見サービスの利用は引越しを依頼した人を対象にしたサービスです。盗聴器の調査だけを依頼することはできないという点も覚えておくといいでしょう。

探偵業者の盗聴器調査

探偵はさまざまな調査依頼を受けます。その過程で盗聴器を使用することがあります。逆に盗聴されていないかどうかの調査依頼を受けるることもあります。つまり、盗聴される側、盗聴する側のどちらの立場もよく理解しているのです。

そのため、かなり高性能な盗聴器発見機を所有しています。もちろん無線式、有線式のどちらも調査が可能なので安心できます。

また、探偵として働いている人の多くは盗聴のしくみを熟知しているので、素人が気づかないような場所に設置されていても発見できるのが強みです。

なお、上でご紹介した「盗聴器発見・撤去業者」の中には、探偵事業を同時に行っている場合があります。「盗聴器の発見・撤去」を全面に打ち出していますが、実は探偵業も行っている可能性が多いので、ホームページなどを確認してみるといいでしょう。

警察は盗聴器の調査・発見をしてくれない

このような業者に依頼すると費用が発生します。そこで「警察に頼めば無料で調査や撤去をしてくれるのではないか?」と思う人がいるかも知れません。しかし、警察は盗聴器の調査や発見はしてくれません。それは「盗聴」は犯罪ではないからです。

警察が動くのは、盗聴器設置のために室内に第三者が侵入した場合(住居侵入罪)や壁などを破損された場合(器物損壊罪)などです。また、盗聴を元にストーカー行為をされた場合も相談には応じてくれますが、「盗聴されたかもしれない」というだけだと警察は動いてくれないのです。やはり専門の業者に依頼するのが一番いいということになりますね。

探偵に盗聴器の調査をしてもらう場合の料金の相場は?

では、探偵に盗聴器の調査や撤去をしてもらうには、料金はどれくらいかかるのでしょうか?ホームセキュリティ会社や引越し業者との料金を比較してみましょう。

セコムなどホームセキュリティ会社に盗聴器調査を依頼した場合の料金

ホームセキュリティ会社の大手であるセコムとALSOKの盗聴器の調査に関する料金は下記の通りです。

会社名 料金
セコム 76,000円程度(東京都内3LDKの場合)
ALSOK※ ・1DKまで33,000円
・1LDK…44,000円
・2LDK…55,000円
・3LDK…66,000円
・4LDK…77,000円
・5LDK…88,000円

(2019年2月現在 すべて税別)

※ALSOKの場合、サービス提供地域は東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県に限定されています。

引越し業者の盗聴器調査料金

盗聴器発見サービスを実施していることは明記していても料金を公開していない引越し業者もありますが、ここでは具体的に料金を公開している業者をご紹介します。

会社名 料金
クロネコヤマト ・基本料金(1LDKまで)25,000円
・1部屋増えるごとに5,000円
アップル引越センター 無料
(ただし改造された盗聴器など機種によっては発見できない場合がある)

(2019年2月現在 すべて税別)

上記以外にサカイ引越センターやファミリー引越センターも盗聴器発見サービスを実施していますが、「料金は見積もり時に提示」となっています。

引越し業者の盗聴器発見サービスでは解決できない

引越し業者が使用する盗聴器発見機は私たちがネットや店舗で購入できる簡易なものと同程度の機器を使っています。そのため、巧妙に仕掛けられた盗聴器は発見できません。また、発見できたとしても撤去は別料金(またはサービス対象外)なので、結局は盗聴器の専門業者か探偵業者に依頼することになります。

探偵業者の盗聴器調査料金

盗聴器調査の料金は探偵業者によって異なります。A探偵事務所では盗聴器調査の料金の目安を公開しているので、その一部をご紹介します。

調査面積 集合住宅 一戸建て
~33㎡ 2万円
34~66㎡ 25,000円 25,000円
67~99㎡ 3万円 33,000円
100~133㎡ 35,000円 35,000円
134㎡~ 電話にて確認 電話にて確認

(2019年2月現在)

なお、この表は同社の「エコノミープラン」の場合です。エコノミープランは0.1Mhz~3000Mhzの周波数でFM、VHF、UHF、GH帯が対象です。電話回線の調査も費用に含まれますが、デジタル盗聴器やリモコン盗聴器など調査対象外のものもあります。

より広い周波数やさまざまなタイプの盗聴器の調査を希望する場合は「スタンダードプラン」や「ハイグレードプラン」などを選択することになります。その場合、料金も高くなります。

一方、B社では集合住宅で20㎡以下の場合、18,000円~、戸建て住宅で33㎡以下の場合35,000円~となっています。

盗聴の設置場所や調査方法、使用する機材によって料金が変わる

盗聴器は有線式、無線式、録音式など多くの種類があります。機種によってはコンセントや壁の中、電話機に仕掛けるなど驚くような場所に設置しています。

探偵が盗聴器を発見する様子をテレビのドキュメント番組などで紹介していますが、実に精巧で込み入った場所に仕掛けていることがありますよね。それでも専門家は発見し撤去してくれますが、さまざまな状況が想定されるため、ホームページ上では概算しか表示できません。実際の料金は状況を説明して見積もりを出してもらいましょう。

盗聴器発見業者の評判はどうやって判断すればいい?

盗聴されているかも知れないと感じたら、自分で調査するよりも探偵業者に依頼するのが安心です。ただ探偵業者はたくさんあります。何を基準に、どんな業者を選べばいいのでしょうか。

探偵業者の評判を見分ける方法

日常生活の中で探偵に何かを依頼するケースは、それほど多くありません。人生の中で一度もお世話になる機会がないという人もいるはずです。そのため、評判がいい探偵業者を探す基準がよくわからないという人は多いことでしょう。そこで、探偵業者の評判を見分ける方法をご紹介します。探偵事務所のホームページで次の点をチェックしてみてください。

  • 探偵業としての届出があるかどうか
  • 所有している盗聴器発見機の種類や性能
  • 調査・発見の実績があるかどうか
  • 料金設定がわかりやすいかどうか
  • 追加料金の有無

探偵としての届出があるかどうか?

探偵業を営む上で特に資格は必要ありませんが、警察に届出を行う必要があります。そのため届出をしている探偵社であれば、ホームページや店頭には「探偵業届出番号」が記載されているはずです。ですから、まずはそちらを確認しましょう。

所有している盗聴器発見機の種類や性能

「盗聴器の調査をします」とアピールしていても、上でご紹介した引越し業者のように市販の簡易な盗聴器発見機しか所有していない探偵事務所では困りますね。簡易的な発見機だと、最近の高性能で、巧妙化している盗聴器は発見できません。どんな機材を使っているのかホームページで確認してみましょう。

下記のように難易度が高い調査に対応できる機材がある業者がおすすめできます。

  • スペクトラアナライザー(デジタル式盗聴器などの調査に使う)
  • リモコン盗聴器発見の専用機材
  • 広帯域受信機

盗聴器の調査・発見の実績があるかどうか

このような調査や捜査実績は守秘義務があるため、ホームページにも掲載されていません。しかし、「当社では〇〇に設置されていた盗聴器を発見しました」とか「△△の中にも盗聴器が設置されているケースがあります。当社の機材と技術で発見しました」など、実名はなくても取り組んだ事例を紹介していると「実績がある業者だ」とわかります。ホームページを詳しく見てみましょう。

料金設定がわかりやすいかどうか

盗聴器の調査や発見は、調査対象となる部屋の広さによって料金が異なってきます。

また、有線式の盗聴器は電波を使用しないため、市販の盗聴器発見機では見つけることが困難です。素人では見つけにくい盗聴器の調査など難易度が高い場合も料金が変わってきます。

そのため、「盗聴器の調査 〇〇万円」などパック料金の設定が難しいのが現実です。一律料金やパック料金を提示している場合は、手抜き調査をする可能性があるので注意しましょう。

追加料金の有無

見積もりは調査費用だけで、発見した盗聴器を撤去する場合は別料金がかかるというケースがあります。また、「成功報酬」を請求する業者もあるので気をつけましょう。見積もりの段階で必ず内訳を確認し、追加料金がかからないかどうかを聞いておくことが大切です。

まとめ

盗聴器にはさまざまなタイプがあり、中には市販の盗聴器発見機では発見できないタイプもあります。そんなときは専門業者に依頼すると安心です。盗聴器の調査・発見は下記の業者が行っています。

  • 盗聴器の調査・発見の専門業者
  • ホームセキュリティ業者
  • 引越し業者
  • 探偵業者

これらの中で引越し業者が行う盗聴器発見調査は引越しを依頼した顧客を対象とするサービスで、しかもかなり簡易な調査です。この調査では発見できない場合がありますし、もし発見できても撤去はしてくれません。

ホームセキュリティ業者は盗聴器の調査や発見をしてくれますが、料金設定が高く、その後のホームセキュリティ契約をすすめられるなどの点があります。

盗聴器を専門に扱う業者は高性能な機器を使ってしっかり調査し、撤去もしてくれますが、ハード面のみの解決で終わる可能性があります。「誰が」「何のために」盗聴しているのかをきちんと調べないと、その後の不安は解消できないでしょう。

そういう意味でも盗聴器の調査を依頼するなら探偵業者がおすすめです。探偵業者に相談する場合は、保有している機材や調査方法をよく確認すること、そして複数の探偵業者で見積もりを取ること、追加料金がないかどうかなどをよく確認して選ぶようにしましょう。

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