探偵の基本知識
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探偵への依頼は匿名ではできない!理由や匿名で相談する方法を紹介

探偵への依頼は匿名ではできない!理由や匿名で相談する方法を紹介

探偵に浮気調査や素行調査を依頼する際、できれば匿名で依頼をしたい方は多いと思います。

しかし、残念ながら探偵への依頼は匿名では不可能です。当記事ではその理由と合法な匿名で「相談」をする方法を紹介しますので参考にして下さい。

探偵への依頼が匿名ではできない理由

実名で契約を交わす必要があるため

探偵は依頼者と契約をする際、次の4つが義務づけられています。

そのため、匿名での依頼は理論上不可能となっています。

  1. 書面の交付を受ける義務
  2. 重要事項の説明義務
  3. 契約内容を記した書面の交付
  4. 本名の記載

探偵は依頼者から「今回の調査結果を犯罪行為や違法な差別的取り扱い、その他の違法な行為に用いない」という旨の書面を交付しなければなりません。

また、書面には本名を記入する必要があるので、匿名での書面交付は不可能ですし、偽名での署名もできません。

逆に匿名で依頼OKという探偵事務所は、違法営業をしているので非常に危険です。

もちろん、本名で依頼をしても依頼者の個人情報は保護されますので安心して署名しても大丈夫です。

重要事項の説明義務とは?

探偵業者は契約する際に依頼主に対し「重要事項の説明」をすることが義務づけられています。

そのため、以下の内容を説明しなくてはいけません。

  1. 探偵業者の商号、名称(または氏名)、住所、代表者名
  2. 個人情報の保護に関する法律、その他の法令を遵守すること
  3. 提供することができる探偵業務の内容
  4. 契約者が支払う金額と支払い時期
  5. 契約解除に関する事項
  6. 探偵業務に関して作成、取得した資料の処分に関する事項

また、上記の内容が書かれた書面を探偵業者から依頼主に交付されます。

探偵への相談や依頼は匿名に対応している事務所もありますが、この重要事項の説明義務と書類の交付に関しては必ず依頼者に会う必要があります。

匿名・偽名で契約すると探偵にリスクがあるため

匿名での依頼を受けないのは、探偵側が自分の身を守るためという側面もあります。

調査には人件費や交通費、機材代などで相応の費用がかかるだけでなく、調査難易度によっては日数かかるのですが、匿名や偽名で依頼を受けてしまうと、いざ料金の請求をしようとしたら連絡が取れなくなり、請求しようにも本名が分からないので逃げられた…というケースが起きます。

また、過去には匿名で依頼を受けた結果、別れた妻を探し出してDVをする、ストーカーに活用して相手を殺害するなど、犯罪に利用されたケースもあります。

その他にも夫や妻のフリをした赤の他人が調査を依頼した、といった事例もあったようです。

調査が原因で犯罪が起きれば探偵側もただでは済まないので、リスクを避けるために匿名・偽名での調査依頼は受けず、身元や調査の目的がはっきりしている調査だけを受けるのです。

探偵に匿名で調査を依頼したい人の本音

とはいえ、探偵に相談や依頼をする際に実名では抵抗があるという人が多いのではないでしょうか。

匿名で依頼したい方の本音を紹介していきます。

  1. 探偵に依頼していることを家族に知られたくない
  2. 自分の個人情報はむやみに出したくない
  3. 相談した内容をもとに、後日脅迫されると怖い
  4. 家庭内の問題を探偵に知られたくない

探偵に依頼していることを家族に知られたくない

匿名で探偵に相談・依頼したい理由としては、家族に知られたくないという気持ちが大きいのではないでしょうか。

特に夫や妻の浮気調査を依頼する場合、調査に気づかないか心配ということがあります。

相手の性格によりますが、依頼をしたとバレれば激怒したり、暴力を振るわれる可能性も考えられます。

そのため、できれば匿名で依頼をしたいと考えるのは無理はないでしょう。

探偵はバレないように調査するので安心

しかし、探偵は調査のプロなので、基本的に相手に気づかれずに調べてくれます。

また、万が一バレた場合は費用を全額返金する事務所が大半ですので、その点は安心してください。

自分の個人情報はむやみに出したくない

探偵の依頼に限ったことではありませんが、懸賞の応募やアンケートなど日常生活で個人情報が漏れないか心配する人はたくさんいます。

探偵に匿名で依頼したいのも理解できますが、探偵は探偵業の業務の適正化に関する法律(以下、探偵業法)で、「探偵は業務で知り得た秘密を漏らしてはいけない」と定められています。

そのため、氏名や住所、相談内容は誰かに漏れることなく守られますので安心です。

家庭内の問題を探偵に知られたくない

見ず知らずの他人である探偵に家庭内の揉め事を知られたくないので、匿名で依頼をしたいという気持ちはわかります。

しかし、探偵は専門知識がある上に、守秘義務があるので相談内容が漏れる心配はありません。

家庭内不和や浮気に関する相談も、探偵は毎年何百件も受けて聞き飽きているので、むしろ周囲の友達に相談するよりも漏れる確立は低いと言えるでしょう。

相談した内容をもとに後日脅迫されそう

調査を進めると個人情報の他、家庭内の知られたくない様々な情報が探偵に漏れるので、後からその情報を元に脅迫をされそうと考える人も少なくありません。

残念ながら、以前はそのような悪質な探偵業者がいたのは事実です。

しかし、探偵の暴走を防ぐために2007年に探偵業法ができました。

合わせて公安に探偵業届出証明書の提出を義務付けるなどして悪質探偵の駆逐を進めたことで、現在は脅迫をする業者は限りなくゼロに近いです。

探偵業届出証明書を出していない探偵は危険

逆に、公安へ探偵業届出証明書を出していない探偵は脅迫される危険性が高いと言えるでしょう。

公安に届出をしていない探偵は違法営業をしているので、確かに匿名での依頼も可能かもしれません。

しかし、違法と知った上で匿名依頼をするとこちらも罪に問われるリスクがあるので、脅迫された際に抵抗をするのが難しいです。

そのため、探偵に依頼する際は必ず探偵業届出証明書を提出しているか確認した上で、仮に匿名でOKと言われても安易に依頼しないようにしましょう。

探偵への相談や見積もりは匿名でも可能

ここまででご説明した通り、探偵に調査を依頼する場合は匿名では契約できません。必ず実名が必要です。

また、書面交付などの際には、実際に探偵と会う必要がありますが、実は相談や見積もりであれば匿名でも可能です。

探偵に匿名で相談する方法

大手探偵業者はホームページの中で無料のメール相談やお問い合わせフォームを設けています。

この相談の段階であれば、匿名や偽名、ニックネームで問い合わせることができます。

依頼は匿名では無理ですが、例えば、「こんな相談(調査)は可能か」「この内容の浮気調査は料金がどれくらいになるか」など、聞きたい内容を入力すれば回答が返ってきます。

匿名の問い合わせ時に必要な情報

匿名で問い合わせする場合でも、次の情報は入力する必要があります。

  • 性別
  • 年齢
  • 住所(対応可能なエリアかどうかを判断するため
  • 相談したい項目(浮気調査、ストーカー、家出・人探しなど)
  • 相談したい内容(夫の浮気が本当かどうか調べて、本当なら相手に慰謝料を請求したいなど)

また、相談したい内容には、「料金や日数などを知りたい」など具体的に聞きたいことを書くといいでしょう。

匿名なのを活かして複数の業者を比較するのがおすすめ

せっかくの匿名ですので、問い合わせは1社だけでなく複数の探偵業者に問い合わせをするのがおすすめです。

本名を教えていると断るのには後ろめたさがありますが、匿名なのでその事務所の調査日数や調査方法、料金、そして回答内容の丁寧さや誠実さを比較しましょう。

そして自分が一番依頼したいと思える事務所に、本名で調査を依頼することをおすすめします。

なおメールでの料金はあくまでも目安なので、後日契約してみたら問い合わせ時よりも料金が高くなることもあるのでご注意ください。

探偵へ匿名での依頼まとめ

探偵への調査依頼は、残念ながら匿名ではできないので必ず本名や住所を出す必要があります。

これは探偵業法で定められていることなので、諦めるしかありません。

なお、探偵に教えた個人情報や相談内容は守秘義務があるので、まともな事務所なら漏洩しないよう保護してくれます。

そのため、周囲の友人に相談するよりも匿名性や安全性という点ではむしろ優れていると言えるでしょう。

実名での相談が不安な場合は相談(問い合わせ)の段階では、匿名やニックネーム、偽名での相談は可能ですので、まずは相談してみることをおすすめします。

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