探偵の基本知識
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探偵への依頼は匿名ではできない!その理由とは?

探偵への依頼は匿名ではできない!その理由とは?

探偵に相談や依頼する内容は、人探しや浮気調査など他人には知られたくないものばかりです。また、わが家の恥をさらすことにもなるため、できるだけ内密に相談したいもの。

しかし、探偵や興信所の調査依頼や契約は匿名ではできません。その理由は何なのか?また、個人情報や相談内容の秘密が守られるのかどうかについてご説明します。

探偵に匿名で相談したい!その本音とは?

探偵に相談や依頼をする際に、実名では抵抗があるという人が多いのではないでしょうか。

その理由として、次の点があげられます。

  • 探偵に依頼していることを家族に知られたくない
  • 自分の個人情報はむやみに出したくない
  • 相談した内容をもとに、後日脅迫されると怖い
  • 家庭内の問題を探偵に知られたくない

探偵に依頼していることを家族に知られたくない

匿名で探偵に相談・依頼したい理由としては、家族に知られたくないという気持ちが大きいのではないでしょうか。

特に夫や妻の浮気調査を依頼する場合、夫(妻)が調査に気づかないか心配ということがあります。

探偵に調査依頼したことがバレると大変!

確かに妻がこっそり探偵を使って自分のことを調べているとわかると、夫はショックを受けるでしょう。その人の性格にもよりますが、激怒したり、暴力をふるったりする可能性も考えられます。

また、逆に自分の行動は正当化して、妻を批判するなど逆切れされることもあります。

いずれにしても、探偵に依頼したことがバレると何かと面倒なことになります。

探偵はバレないように調査する

しかし、探偵は調査のプロなので、相手に気づかれないように調べてくれます。その点は安心してください。

また、実際に匿名では調査ができません。夫の氏名を伝えないことには調べようがないからです。そういった意味でも、匿名での依頼はできないということを理解しておきましょう。

自分の個人情報はむやみに出したくない

これは探偵への依頼に限ったことではありません。

懸賞の応募やアンケートなど日常生活の中で個人情報を書くことで、それが漏れないか心配する人はたくさんいます。

探偵への依頼に関しては、「探偵業の業務の適正化に関する法律(以下、探偵業法)で「探偵は業務で知り得た秘密を漏らしてはいけない」と定められています。

もちろん氏名や住所、相談内容なども守られますので安心です。

相談した内容をもとに後日脅迫されると怖い

信頼して相談している探偵から、相談内容をネタに脅迫されるのは怖いですね。

以前はそのような悪質な探偵業者がいたようです。しかし、これらを防止するために2007年に探偵業法ができました。その結果、現在では恐喝する業者はかなり少なくなりました。

家庭内の問題を探偵に知られたくない

見ず知らずの他人である探偵に家庭内のもめごとを知られたくない…という気持ちはわかります。

しかし、夫の浮気や子どもの不良行為など家庭内の悩みは親しい人にこそ相談しにくいものです。たとえ信頼している相手でも、何かのきっかけで話がもれて周囲に知られてしまうことがあります。

探偵なら専門知識がある上に守秘義務があるので相談内容が漏れる心配はありません。

探偵への依頼が匿名でできない理由

ここまででもご説明したように、探偵への相談や依頼は実名ではしたくないという人がいます。それぞれの理由も、上で書いた通りです。

しかし、現実には探偵への依頼は匿名ではできません。それは契約に際して探偵と依頼主はいくつかの書面をやりとりしなければならないからです。

探偵が契約者との間で交わす書面

探偵は契約者との間で、次の書面を交わすことが義務づけられています。

  1. 書面の交付を受ける義務
  2. 重要事項の説明義務
  3. 契約内容を記した書面の交付

書面の交付を受ける義務

探偵は依頼者と契約を結ぶ際に、依頼者から「今回の調査結果を犯罪行為や違法な差別的取り扱い、その他の違法な行為のために用いない」という旨の書面の交付を受けなければなりません。

これは依頼者側が調査結果を犯罪や差別的なことに使わないという誓約書のようなものですが、書面は探偵業者が準備します。

ただ、この書面に依頼主は自分の本名を記入します。匿名での書面交付は不可能ですし、偽名での署名もできません。もちろん依頼者の個人情報は保護されますので、安心して署名しても大丈夫です。

重要事項の説明義務

探偵業者は契約する際に依頼主に対して「重要事項の説明」をすることが義務づけられています。主な内容は次の通りです。

  • 探偵業者の商号、名称(または氏名)、住所、代表者名
  • 個人情報の保護に関する法律、その他の法令を遵守すること
  • 提供することができる探偵業務の内容
  • 契約者が支払う金額と支払い時期
  • 契約解除に関する事項
  • 探偵業務に関して作成、取得した資料の処分に関する事項

こういった内容が書かれた書面を探偵業者から依頼主に交付されます。

探偵への相談から依頼、契約まで、すべて探偵とは会わずにすべてメールなどでできないかと考える人がいますが、重要事項説明書の交付のためには会う必要があります。

また、男性が女性(妻)のフリをして他人の調査を依頼することがありますが、そういったことを防ぐためにも直接会って書面を交付するようになっています。

契約内容を記した書面の交付

契約の際には「契約書」を探偵が依頼主に交付します。契約書は匿名(名前がない状態)で作成することはできませんし、偽名での書面作成と交付は違法行為です。

ここでも必ず実名が必要になります。

匿名・偽名の契約ができないのは探偵業者がリスクを避けるため

以上は探偵業法に定めれている内容によって、匿名・偽名での契約はできないという話でしたが、探偵業者の側としては自分の身を守るためにも匿名・偽名での契約は断るようにしています。

探偵の調査には人件費や交通費などの費用がかかります。

さらに調査日数も手間もかかりますが、匿名や偽名で依頼を受けた場合、料金の請求をしようとしたら相手と連絡が取れなくなった…ということになると困ります。

また、調査結果を犯罪(別れた妻を探し出してDVをする、子どもを探し出して虐待するなど)に利用される危険性もあります。そういったリスクを避けるためにも、探偵業者は匿名・偽名での調査依頼は受けないようにしているのです。

探偵への相談は匿名でも可能

ここまででご説明した通り、探偵に調査を依頼する場合は匿名では契約できません。必ず実名が必要です。また、書面交付などの際には、実際に探偵と会う必要があります。

しかし、相談だけの場合は匿名でも可能です。

探偵の匿名相談の流れ

大手探偵業者はホームページの中で無料のメール相談やお問い合わせフォームを設けています。

そこでは匿名または偽名やニックネームで相談したい内容を問い合わせることができます。

例えば、「こんな相談(調査)は可能かどうか」「浮気調査の料金はどれくらいか」など聞きたい内容を入力すれば、回答が返ってくるシステムです。

まずはネットで問い合わせて検討する

ほとんどの人が、日常生活の中で探偵のお世話になる機会がありません。そのため、いきなり探偵事務所を訪問したり、電話で問い合わせたりするのは勇気がいります。

また、一度顔を合わせてしまうと「断れなくなるのではないか」という不安もありますよね。

そんなときは、ネットで問い合わせをしてみましょう。

問い合わせ時に必要な情報

匿名で問い合わせする場合でも、次の点を入力する必要があります。

  • 性別
  • 年齢
  • 住所(対応可能なエリアかどうかを判断するため
  • 相談したい項目(浮気調査、ストーカー、家出・人探しなど)
  • 相談したい内容(夫の浮気が本当かどうか調べて、本当なら相手に慰謝料を請求したいなど)

また、相談したい内容には、「料金や日数などを知りたい」など具体的に聞きたいことを書くといいでしょう。

複数の業者を比較するのがポイント

問い合わせは1社だけでなく、複数の探偵業者に聞いてみるのがおすすめです。

調査日数や調査方法、料金など各社の回答を見て、実際に依頼する業者を選ぶことができます。回答のていねいさや誠実さ、回答が返ってくるまでの時間なども比較してみましょう。

なお、メールでの問い合わせでは、あまり具体的な内容を記入できません。そのため、料金や調査日数などは概算でしか提示されません。

後日、契約してみたら問い合わせ時よりも料金が高くなったということがあるのでご注意ください。

本契約は実名で

いくつかの探偵業者を比較していよいよ1社に絞り、本契約を結びますが、本契約では匿名ではなく実名で行います。もちろん個人情報や相談内容は守秘義務があり、漏洩の心配はないので安心してください。

探偵への匿名での依頼について~まとめ

探偵に調査依頼をする場合は、必ず実名で契約を行います。

契約の際に探偵業者は依頼者から「今回の調査結果を犯罪行為や違法な差別的取り扱い、その他の違法な行為のために用いない」という旨の書面の交付を受けなければなりません。

また、探偵業者は重要事項の説明をし、契約内容を記した契約書を依頼者に交付しなければなりません。

これらは探偵業法で定められていることであり、依頼者の本名と実際の住所などを記入する必要があります。そのため、契約の場面では匿名や偽名で依頼することはできません。なお、探偵業者に教えた個人情報や相談内容は守秘義務があり、漏洩されないように保護されているので安心できます。

実名での相談が不安な場合は、まずメールで相談するという方法があります。メール相談(問い合わせ)の段階では、匿名やニックネーム、偽名での相談は可能です。探偵業者のホームページでは問い合わせフォームやメールアドレスを公開しているので、そこで相談してみましょう。

ただ、メールでは細かい相談内容が記入できないため、調査日数や料金は概算のものしか提示できません。より正確な日数・料金は実際に面談して相談してください。

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