探偵の基本知識
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探偵に依頼する前に準備しておくべきこと

探偵に依頼する前に準備しておくべきこと

探偵は調査のプロなので、手がかりが少ない依頼でも調べてくれます。ただ、調査料金は探偵の人数や調査にかかる日数(時間数)、交通費などで違ってきます。

そのため、あまりにも手がかりが少ないと調査に時間や手間がかかり料金が高くなってしまいます。

少しでも料金を抑えて効率よく調査してもらうためには依頼前の準備をしっかりしておきましょう。

このページでは探偵に調査依頼する前の準備について、依頼内容やケース別にご紹介します。

何も準備せずに探偵に依頼するとどうなる?

「家族が昨日から行方不明になって、今すぐ探してほしい」といった急な依頼は、探偵ではなく警察に相談することが多いのではないでしょうか。

その場合でも探してほしい人の容姿(身長や体格、髪型など)や服装などを聞かれます。

探偵に調査を依頼する場合も何も準備せずに相談に駆け込むと、次のような結果を招くことがあるので注意しましょう。

  • 探偵選びに失敗する
  • 急いだ結果、足元を見られて強引な契約や高額請求を招く
  • 余計な調査をされる
  • 調査が長引いて料金が加算される

これらをひとつずつ見ていきましょう。

探偵選びは事前準備の中でも重要なポイント

探偵に依頼する事前準備で大切なのは、探偵選びです。

悩んでいるときは「一刻も早く解決したい」という気持ちが高まり、どんな探偵事務所なのか十分に調べることなく依頼してしまいます。

しかし、探偵には「浮気調査に強い探偵」「企業の調査に強い探偵」など、それぞれに得意分野があります。

また、料金設定や調査方法なども異なるため、事前にいくつかの探偵事務所を調べておきましょう。

いい探偵選びのポイント

探偵を選ぶときは、次の点をよく調べてみてください。

  • 料金体系
  • 会社概要(所在地、探偵業届出番号など)
  • 得意な調査分野
  • 調査方法や調査能力
  • 自分との相性

料金が安いだけで選ぶと、十分な調査をしてもらえない可能性があります。一方、「迅速・徹底調査」をアピールしているところでは、多くの探偵を使うため調査料金が高くなる可能性があります。

また、自分との相性も重要な要素です。

これらの点を踏まえて、時間に余裕を持っていくつかの探偵で見積もりや無料相談をしてみましょう。

急いだ結果、足元を見られて強引な契約や高額請求を招く

「足元を見る」とは、弱みにつけ込む」という意味です。

「とにかく急いでいるんです」と探偵事務所に駆け込むと、足元を見られて「今すぐ契約を」と急かされたり、高額料金を請求されたりしがちです。

探偵の契約は慎重に

急いでいたり、焦ったりすると冷静な判断ができにくくなります。その結果、相手の言いなりになるので要注意です。

契約時には次の点をよく確認しましょう。

  • 見積もりを出してもらい内容の説明を受ける
  • 安心できる探偵かどうかを確認する
  • 調査内容が希望するものかどうかを確認する
  • 追加料金が発生するかどうかを確認する

特に契約を急がせる探偵には気をつけましょう。

準備不足で余計な調査まで頼むことになる

探偵の料金は調査にかかる日数や探偵1人あたりの時給(日数)などで計算されます。

自分が何を調べてほしいのかを事前に把握しておかないと、調べる必要がない項目まで調査され料金が高くなってしまいます。

特に下記の点を自分で整理しておきましょう。

  • 目的
  • 調べてほしい内容
  • 調べる必要がない内容
  • 期限
  • 予算

探偵に依頼する目的

何のために探偵に依頼するのかをよく整理しておかないと、探偵の言いなりになって余計な調査まで依頼することになってしまいます。

  • 離婚の話し合いのために浮気の証拠がほしい
  • 慰謝料を請求するための証拠がほしい
  • 家出した娘を呼び戻したい
  • 遺産相続でもめていて隠し財産があるのかどうかを知りたい
  • 従業員が会社の情報をライバル企業にもらしているようだが確証がないので調べてほしい

「何のために調べるのか」を整理して、それに必要な内容だけを調査してもらうことが大切です。

調べてほしい内容と調べる必要がない内容を整理する

浮気相手の名前などがわかっている場合は、それは調べる必要がありません。しかし、「浮気かも知れない」とか「誰と浮気しているのかわからない」といったあいまいな状況では、それも調べてもらう必要があります。

余計な依頼内容を増やして料金がかさむのを防ぐためにも、すでに把握している情報と調べてほしい内容をきちんと整理してから探偵に相談するとスムーズに進められます。

期限

いつまでに調べてほしいのかを事前に考えておきましょう。

それによって探偵事務所では投入する探偵の人数や調査方法を検討します。もちろん希望する期限までに調べられないこともありますが、おおよその期限は伝えておきましょう。

予算

探偵に依頼する前には、自分の予算はどれくらいなのかをしっかり考えておく必要があります。

最初は予算の見当がつかないかも知れませんが、複数の探偵事務所のホームページを見るとだいたいの予算がつかめます。

相談に行った際にすすめられるままに契約をすると、必要以上に予算がかかることがあります。それを防ぐためにも、自分が出せる金額と業界の料金相場をつかんでおくことが大切です。

手がかりを十分に伝えられずに調査が長引く

本当は手がかりを持っていたのに事前準備ができておらず、探偵に伝え切れないというケースがあります。

結果的に探偵の調査が長引いたり、料金が高くなったりしてしまいます。自分がつかんでいる情報や手がかりは小さなことでももらさずに伝えておきましょう。

では次にケース別の準備内容についてご説明します。

探偵に浮気調査を依頼する前に準備すべきこと

探偵への依頼で多いのが浮気調査です。

「恋人や配偶者などパートナーがどうも浮気をしているようだが、相手が誰かわからない」「浮気が原因で離婚を考えているが、確かな証拠がほしい」といった場合に、探偵に依頼するケースがよくあります。

浮気調査で探偵に伝えたいポイント

少しでも手がかりになるものは事前にまとめて探偵に伝えておきましょう。特に次の点は重要な証拠になりますし、探偵の調査が進めやすくなります。

  1. メールやSNSのやりとり
  2. スマホやデジカメ、PCに保存している画像
  3. クレジットカードの利用明細書
  4. 手帳
  5. レシートやチケット
  6. カーナビの行先登録
  7. 行動の記録

メールやSNSのやりとり

メールはもちろんのこと、LINEやFacebook、インスタグラムなどのSNSも証拠になります。

本名とは違うハンドルネームを使っていても、プロフィール画像や投稿する内容などから本人であるとわかる場合はそのやりとりをスクリーンショットや写真で撮影して保存しておきましょう。

Facebookやインスタグラムに食事やレジャーに行った写真などがあれば、その日時などから「出張だと言っていたのに遊びに行っている」とわかります。また、浮気相手の投稿に自分のパートナーが映っているということがあります。顔が映っていなくても、腕時計や洋服から本人と判断できてしまいます。

さらにフォロワーやいいねをした人を探っていくと親しい人が誰かがわかってきます。SNSはかなり多くの情報を拾えるので、チェックしておきましょう。

スマホやデジカメ、PCに保存している画像

スマホやデジカメで撮影した画像がそのまま保存されていたら、証拠として使えます。パソコンに移し替えている場合でも、画像をUSBメモリなどにコピーして保存しておきましょう。

ただし、夫婦であっても勝手に相手のスマホやPCを開けてのぞき見るのはプライバシー権の侵害として民法で問われる可能性があります。

どこまでを証拠として残すかなどは依頼する探偵と相談して進めましょう。

クレジットカードの利用明細書

浮気相手と一緒に行ったレストランやホテルの料金をクレジットカードで支払っている場合があります。

また、ショッピングの支払い履歴があるのに家にそれらしいモノがないという場合はプレゼントを渡している可能性があります。

手帳

手帳の連絡先に浮気相手の名前や連絡先が書いてあることがあります。それらがわかると探偵の調査はかなりスムーズになります。

ただし、仕事内容について書かれた手帳を勝手に見ることは企業の秘密漏えいにつながる可能性がありますし、個人的な内容を盗み見ることはプライバシー権の侵害になる場合があります。

扱いにはくれぐれも注意してください。

レシートやチケット

ゴミ箱に捨ててあるレシートやレジャー施設・映画館などのチケットも証拠になります。保存しておきましょう。

カーナビの行先登録

カーナビに自分が知らない行先が登録されていたら、浮気が考えられます。写真に撮っておくと調査に役立ちます。

行動の記録

パートナーの行動の記録は調査の大きな手がかりになります。次のような内容をメモしておきましょう。

  • 出張の日時と行先
  • いつもと違う洋服を着て行った日
  • 決まった曜日だけ帰りが遅い
  • 夕食がいらないという日
  • 着替えを持って行った日
  • 帰宅してすぐにお風呂に入った日

このようにいつもと違う行動をした日や、以前はなかったのに急に行動の変化(帰りが遅い、出張が増えた、夕食がいらないなど)があれば詳細に記録を残しておくことをおすすめします。

証拠集めで罪を犯さないように注意

ここでご紹介したものは浮気調査の証拠として役立つものですが、上でもご説明した通り、状況によってはプライバシー権の侵害などで逆に訴えられる恐れがあります。

「何が何でも有力な証拠を持って探偵に相談しなければ」と思うあまり、行き過ぎないように気をつけることが大切です。

探偵はある程度の手がかりがあれば、それをヒントに調査する技術を持っています。あまり不安に思わずに相談してみましょう。

探偵に身辺調査を依頼する前に準備すべきこと

身辺調査とは結婚相手の身元を調べたり、企業が採用する人について調べたりすることを言います。

「今の時代でもそんなことをするの?」と驚くかも知れませんが、ネットの普及により全国規模で出会いの機会があり、出会い系アプリなどによる出会いも増えています。もちろんいい人も多いのですが、中には不幸な結果になるケースもあり、親御さんが心配して身元調査を依頼することがあります。

また、採用した人の不祥事に備えて、信頼できる人かどうかを事前に企業が調べるということがあります。

身元調査の依頼で探偵に伝えるポイント

身元調査の場合は、次のような情報があるといいでしょう。

  • 相手の氏名と顔写真
  • 相手の住所
  • 相手の連絡先(電話番号・メールアドレスなど)
  • 相手の勤務先(採用の場合は過去の職歴と勤務先)
  • 趣味
  • 交友関係

相手の氏名と顔写真

出会い系アプリや婚活パーティで知り合った相手が本名を使っているとは限りません。仕事の名刺をもらうなどして本名を確認することが大切です。

また、息子・娘が結婚を考えている相手について、名前や何をしている人なのかをなかなか教えてくれない場合は要注意です。相手を紹介されたときに名刺をもらったり、それとなく仕事を聞いたりして相手の素性を探るようにしましょう。

一緒に写真を撮るなどして相手の顔写真を撮っておくこともおすすめです。

相手の住所

出会い系アプリなどで出会った相手の場合は、住所がデタラメな場合があります。探偵が調べたところ、その住所には別人が住んでいたということがあります。

調べたい相手の住所は聞いておくことが大切です。

採用したい人の場合も履歴書や応募書類に住所を書きますが、最近はさまざまな事情を持つ人が多いため架空の住所を書くことが考えられます。

本人が申し出た住所の他に、最寄り駅や通勤経路はどこが便利なのかをそれとなく聞いておくと調査する際のヒントになります。

相手の連絡先

連絡先はなくても調査は可能ですが、その電話番号に電話をかけると聞いているのとは違う名前で出るということがあれば偽名を使っていたと考えられます。

このようにささいな情報でも、それを元に探偵は調査をするので知っていることは伝えておきましょう。

相手の勤務先

結婚詐欺は一流企業勤務やベンチャー企業の経営者などを名乗って近づくことがあります。相手から聞いている勤務先名は探偵に伝えておきましょう。

採用予定者の身元を調べる場合は、履歴書に記載された過去の職歴を伝えておきます。職歴は自己申告なのでウソが書かれている可能性があります。

もし前職で会社の資金を横領したなど不祥事を起こしていても、それを知らずに採用するのはリスクがあります。そういったことを防ぐためにも、本当の職歴を調べてもらうと安心です。

趣味

趣味が身元調査とどう関係があるのかと不審に思われるかも知れませんが、趣味を知っておくとその人の行動がわかります。

  • よく出入りする店
  • 休日の過ごし方
  • 趣味のサークルなど
  • お金の使い方

こういったことをヒントにさまざまなことが調べられます。また、探偵の調査には「聞き込み」を行いますが、その際にも出入りする店や趣味のサークルなどがわかると聞き込み先が絞りやすくなります。

交友関係

調査したい相手の友達を知っている場合はそれらの人のことを情報として伝えておくといいでしょう。

また、直接友達を知らない場合でも、SNS(Facebook、インスタグラムなど)のアカウントを探偵に伝えておきましょう。

SNSはヒントの宝庫です。思いがけない交友関係が見つかる可能性があるので重要な情報源になります。

探偵に人探しを依頼する前に準備すべきこと

人探しの依頼とは、家出をした家族を探したいというケースや遺産相続で隠し子を探すケース、初恋の相手を探すケースなどがあります。

この場合も情報が多いほど調査が進めやすくなります。特に依頼が多い家出(行方不明者)の調査依頼のケースでご紹介します。

行方不明者や家出の家族を探す場合に探偵に伝えるポイント

行方不明者の捜索は警察に依頼するものと思われがちですが、実は行方不明者の数は相当多く、1年間に全国で約8万人もの行方不明者届が出されています。

警察はそれらのすべてを捜索することは現実には不可能で、「特異行方不明者」に該当する場合を優先して捜索します。

特異行方不明者とは、次のような人を指します。

  • 殺人や誘拐などの犯罪で生命・身体に危険が生じるおそれがある者
  • 行方不明となる直前の行動や事情から水難・交通事故など生命にかかわる事故に遭遇しているおそれがある者
  • 遺書があること、または平素の言動などから自殺のおそれがある者
  • 精神障害の状態にあること、危険物を携帯して自他を傷つけるおそれがある者
  • 病人・高齢者・年少者などで自分で身を守る能力がなく、生命・身体に危険が生じるおそれがある者
  • など

これ以外の行方不明者の場合は、警察はすぐには動いてくれません。周囲の人に協力してもらって探すしかないのですが、見つからない場合は探偵の力を借りるといいでしょう。

小さな情報でも伝えることが重要

行方がわからないと家族は不安で夜も眠れませんよね。探偵に依頼する場合は、下記のようにささいな情報でもいいので伝えておきましょう。

  • 写真(なるべく最近の顔写真と全身の写真)
  • 氏名、ニックネーム
  • 体格(身長、体重、体型など)
  • 身体的特徴(髪型、二重まぶた、えくぼ、ほくろ、アザ、ケガの傷跡など)
  • 失踪時の服装
  • 本人の持ち物
  • 車の車種・色、ナンバー(バイク、自転車の場合も同様)
  • よく行く場所
  • 行きたいと言っていた場所(地名、イベント名など)
  • 趣味
  • 交友関係
  • SNSのアカウント
  • 失踪の原因として思い当たること

これらがすべてわからなくても大丈夫です。少しでも情報が多い方が調査しやすいので、「こんな小さなこと」と遠慮せずに伝えておきましょう。

探偵の調査はポイントを絞ることが重要

浮気相手といつどこで会うかわからないので1ヶ月ずっと尾行すると調査料金は調査日数に応じて高くなってしまいます。

人探しの場合も、「どこに行ったかわからない」となると調査範囲は全国に広がり効率が悪くなります。

そこで、事前に調査の時期や場所、目的などのポイントを絞っておきましょう。

調査エリアや日時を限定する

浮気調査の場合、行動記録やメールなどの内容から「次に会うのは〇月〇日ごろで△△ホテル」といった予測を立てます。

家出調査の場合も、「普段からアイドルの〇〇さんに会いたがっていた。学校がイヤになってその人のイベントに行ったのかも知れない」などの予測を立てて探偵と調査エリアや日時などをある程度限定するといいでしょう。

調査の目的を明確にする

浮気の現場を押さえたいのか、尾行してホテルに入る瞬間を撮影するだけでいいのか…など、目的によって調査の踏み込み度合いが異なります。

難易度が高くなるほど調査には手間がかかり、それだけ日数も探偵の人数も多くなって料金が増えてしまいます。

自分で納得できる結果を得るために

だからと言って料金のことばかりを気にして調査内容を削っては本末転倒です。お金を払って調べてもらう限りは、納得のできる結果を得られるようにしましょう。

「慰謝料請求するための証拠が得たい」「離婚を成立させたい」といった目的を明確にし、そのためにはどの程度の調査が必要なのかをよく考えることが大切です。

これらは自分ではなかなかわからないことなので、探偵事務所で相談してみましょう。

まずは無料相談をしてみる

多くの探偵事務所で無料相談を行っています。無料相談の段階では具体的な相手の氏名など個人情報は伝えなくてもいいので、自分が持っている情報が何か、何のために何を調べてほしいのかなどを伝えて相談してみましょう。

その際の探偵事務所の対応も探偵選びのヒントになります。

無料相談も事前準備のひとつと受け止めてやってみてください。

まとめ

探偵は浮気調査や人探しなど自分では解決できない問題を、さまざまなヒントを元に解決に導いてくれます。

ただ、調査に日数や探偵の人数、手間などがかかると調査料金がどんどん高くなってしまいます。

限られた予算で最大の効果を得るためには、事前の準備が大切です。

特に探偵選びはしっかりすること、そして調査に関する情報はどんな小さなことでもいいので探偵に提出することが重要です。

浮気相手と行った店のレシートなど物的証拠だけでなく、自分がメモした行動記録やSNSなども有力な情報になります。

ただし、メールののぞき見などはトラブルの元になるので注意してください。そういったアドバイスも探偵事務所では行っているので相談してみましょう。

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